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お花見メレンゲ

さて、みなさまお花見はお済みでしょうか。
桜は何ともサイケデリック。薄桃色や白の淡さが日本的。
並木や公園の群生など、ちょいとクラクラするほど幻想的。
やはり、これぞ、じゃぱに~ず・さいけでりっく感、満載ですね。
健康的にナチュラル・トリップ。
(秋の紅葉時の野山もサイケの極みですね)

サディステック・ミカ・バンドに、そんなヘラヘラ感満載の「お花見ブギ」という名曲があるのですが、youtubeにはアップされていないので、こちら。

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大瀧“ナイアガラ”詠一大先生のナイアガラ時代77年の大傑作「ナイアガラ・カレンダー」から。
(浮かれた感じのこのリズム・音楽形式をラテン音楽で「メレンゲ」といいます)

お花見メレンゲ      大瀧“ナイアガラ”詠一大先生


# by greenwich-village | 2010-04-19 15:57 | 音楽

4月でも時々は雪が降る

(*追記:さきほど新潟で震度4の地震がありました。)


ハイチやチリ、ここのところの世界各地での大地震。
アジアでは、中国チベット族自治州で大地震。
ヨーロッパでは、アイスランドで氷河火山の大爆発。

まったく、温暖化なのか氷河期なのか、天災の異常気象。

日本では、今週前半のポカポカ陽気でも北海道は大雪。
今日はこれから、夕方あたりから東北~関東圏でも雪が降るという予報。
観測史上1、2を争うほどの遅い雪。

まったく、4月も半ばだというのにこの寒さは異常気象。


それでも、4月でも時々は雪が降る。

異常気象というけれど、所詮は人間の尺度。
小さい人間のほうが大自然の営みに合わせて暮らすしか術がない。
そこに美しさを見つけられたら、
4月の雪も寒さも、まんざら悪いものでもないですね。

プリンスの曲の中でも1、2を争うほどの美しさ。
殿下の最盛時期のこのあたりの、このアルバムも実にイイ出来です。

サムタイムス・イット・スノウズ・イン・エイプリル      プリンス


# by greenwich-village | 2010-04-16 14:46 | 音楽
ハンガリーという国は、そのルーツがアジア系の民族で、周囲をゲルマン、東・西・南のスラヴやラテンヨーロッパの各民族に囲まれ、ユダヤ人も多く、トルコの影響も受け、ジプシーの音楽も深く入り込んでいる。

トラッドフォークからジャズ、フレンチ、ジプシー、ブラス、ヴァイオリン、民族楽器、シンプルなものから複雑な音、変拍子など、踊るもよし、聴き込むもよしの未体験ゾーン、全15組収録のハンガリアン・ポップの競演。
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上のオムニバスCD収録。
黒い汽車/Crni Voz        ボバン・マルコヴィッチ・オルケスタ




チューニングの甘い壊れたトランジスタ・ラジオの、ジージーとなるホワイトノイズ混じりにこんな音楽が流れてきたら、いつか見た題名も忘れてしまったヨーロッパ映画の場面に紛れ込んでしまったかのような錯覚に陥ってしまいます。

パリやローマなど華やかなメジャー・ヨーロッパもいいですが、グリニッチ・ヴィレッジでは、ヨーロッパもの音楽は、主に“裏ヨーロッパもの”をご案内しております。

ロックやジャズやソウルや民謡はもちろんですが、いろんな音楽を紹介するもう少しまともなラジオ音楽番組をやってみたいものです。

「Iホーン、Iチューンをぶっ飛ばせ!<ラジオ・エスペラント>、この放送はソフトバンク、アップルコンピュータ、エイベックス各社の提供でお送りいたします。」

100%無理な話ですが・・・・・。
ラジオ・ブダペスト/ハンガリアン・ポップ_f0148098_13472250.jpg

# by greenwich-village | 2010-04-15 14:20 | 音楽
楽しい時間をお過ごしください。_f0148098_12541282.jpg唇にベロ出しマークでお馴染みなのはローリング・ストーンズですが、こちらも負けじと唇ベロ出しジャケット。
歌姫チャカ・カーンを擁した<ルーファス>の1975年のアルバムです。
何といっても、もうバツグンに歌のうまいチャカ・カーン。こういう人はまさに歌を歌うために生れてきたんだろうといった感じです。そしてバックを支えるルーファスの職人たちのファンキーな演奏力の高さ。
この2つががっぷりと四つに組んでいるので、音楽的に悪くなりようがないのです。このアルバムに収められた楽曲も捨て曲なし。ルーファスの70年代のアルバムはどれもかっちりとハズレがないので間違いなし。

楽しい時間をお過ごしください。_f0148098_12542494.jpg
楽しい時間をお過ごしください。_f0148098_12543756.jpg
楽しい時間をお過ごしください。_f0148098_12544563.jpg

昨今のブラック・ミュージックからはこういうサウンドも聴かれなくなりました。もともと黒人音楽は圧倒的に芸能・産業色が強く、ロック音楽以上に時代時代で次々と流行のサウンドに変っていくのですが、今やこの手のサウンドがまったく無くなってしまったのはちょっと残念です。こうやって昔のディスクで楽しむしかないんですね。まぁ、それでいいわけですけれど、笑。パーフェクトな一枚。

楽しい時間をお過ごしください。have a good time。

ハブ・ア・グッド・タイム    ルーファス フューチャリング チャカ・カーン



スウィート・シング


# by greenwich-village | 2010-04-14 13:19 | 音楽
ジェイムス・ギャング(イーグルスのジョーウォルシュ在籍)/グレイテスト・ヒッツ
“天国への階段”を上がると、そこは“ホテル・カルフォルニア”だった_f0148098_16113093.jpg


本国ではそこそこでも、日本では全くといっていいほど人気も知名度もないのですが、アメリカに「ジェームス・ギャング」というバンドがありました。
ここの中心メンバー、ヴォーカルでギタリストのジョー・ウォルシュ。後にイーグルスに参加します。
「イーグルス」といえば、こちらは日本でも充分に人気・知名度ともに高いバンドとして、洋楽では有名なカルフォルニア/ウエストコーストのバンドです。
イーグルスでセールスも内容も一番充実しているアルバムは、「ホテル・カルフォルニア」。そこからジョー・ウォルシュは参加しました。
イーグルスは「ホテル・カルフォルニア」から決定的に音楽性・サウンドが変りました。ボクはその要素にジョー・ウォルシュの参加がかなり影響しているだろうと感じます。フォーク/カントリー色が薄れ、一作前でもわりとギターサウンドが前面に出ていましたが、エレクトリックギター・サウンド/ロック色がますます濃くなり、リフやリードも多くなっています。

(このあたりは、「ローリング・ストーンズ」ロン・ウッドと同じです。前のバンド「フェイセズ」から参加したロン・ウッドによって、アルバム「ブラック&ブルー」からストーンズ・サウンドもよりシンプルにファンキーに変り活性化していきましたね。)

さて、ジョー・ウォルシュ率いるこのジェームス・ギャング。ウエストコースト系のコーラスワークをばっちりきめた曲やジミヘン/ファンカデリックあたりを意識したギター・ファンクな曲もあるのですが、どうやらもともとは、またもや登場の「レッド・ツェッペリン」とかのハードロックが好きだったようです。
初期の頃、これ、もろにツェッペリンじゃないの、という曲がちらりほらり。1971年頃ですから、ツェッペリン人気に火がついて盛り上がっていましたから、好きだったのか便乗かわかりませんけれど。

ツェッペリンの「グッドタイムス・バッドタイムス」かよ、って感じです。

かくして、アメリカ代表「イーグルス」とイギリス代表「レッド・ツェッペリン」は、マイナーバンド「ジェイムス・ギャング」というミッシング・リンクを経てつながるのでした。

<ホテル・カルフォルニア><天国への階段>もなんだかフィーリングが似ているような気がしませんかね。


ボンバー    ジェイムス・ギャング



ユー・アー・ゴナ・ニード・ミー    ジェイムス・ギャング


# by greenwich-village | 2010-04-10 16:14 | 音楽

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