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晴れのちレア・マニア時々アナログLP、もあります。
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アメリカのルーツ音楽のひとつ、カントリー/ブルーグラス音楽というとどんなイメージがあるでしょうか。西部劇やカウボーイといったところでしょうか。
厳密に言うと、カントリー音楽とブルーグラス音楽は別なのですが親戚でもあって、今日は当代ブルーグラスの歌姫アリソン・クラウスのご紹介。
アリソンといえば、英ハードロックのレッド・ツェッペリンのボーカリストだったロバート・プラントとの共演で有名でグラミー賞を受賞しています。

知名度的にどうしたってプラントがメインですので、あれはやはりポップ・ロック色が強い作品ですが、彼女自身は80年代後半から活動していて基本的にブルーグラス音楽、そこからコンテンポラリー・ブルーグラス/アーバン・ブルーグラスといったモダンな親しみやすいスタイルで、ちょっととっつきにくい一本調子になりがちなブルーグラス音楽でもとても人気があるのです。
親しみやすいコンテンポラリー・ブルーグラスの上もちろん唄もバツグンですから、ルーツ・人気・実力・音楽的に嘘もムリもなくナチュラル。

このナチュラルさがゆえでしょう、日本でもカントリー/グルーグラスのファンはもとより、ごく一部の若い女性層にも受けているのはうなずけます。
とにかくのびのびと自然体で優しく穏やかで、音楽スタイルなど抜きにして、アコースティックのそのサウンドと歌声は、彼女のキャラクターと共に朗らかに癒されます。

さらにアメリカのこの手の音楽の場合、女性ミュージシャンは単なる歌手だけではなくてちゃんと楽器プレイをする人が多く、しかもみんな上手な人ばかりですが、彼女もフィドル/ヴァイオリンを演奏します。
バンドのおじさんたちもとても普通のおじさんでサイコーに素敵です。

エレクトリックなバンドもやりたいですが、アリソンを聴いているとこういうアコースティックバンドこそやりたくなります。

アリソン・クラウス
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by greenwich-village | 2010-12-18 12:44 | 音楽
ユーミンのクリスマクソングに「恋人はサンタクロース」というのがありますが、サンタクロースって水戸黄門に似ていると思いませんか?

水戸黄門はサンタクロース。
白い髭を伸ばしていますし、あの黄土色/カラシ色の頭巾やチャンチャンコも赤くすれば似たイデタチ。
諸国を旅してみんなを幸せにする。


幸せになる者もいれば、ひれ伏す者もいれば、はむかう者もいる。

文化や慣習、通念や権威って言う意識はまさに水戸黄門です。
水戸黄門が好きでも嫌いでも、「ええぃ、ひかえおろう~」っていう印籠、これこそが文化心理そのもの。
印籠の変わりに、自分がひれ伏すような好きなものを当てはめれば誰でも「ははぁ~」とひざまずく。
ボーナス、上司、ブランド品、音楽、ジャニーズ、文学者、グルメ、政治家、およそ何であれ。
血縁親戚でも先生師匠でも友人恩人でもなく自分とは実際なんの関係もないのに、その印籠の前ではひれ伏してしまう。
その印籠に関心がなくて「ええぃ、かまわぬ、切ってしまえ」と思うものも、自分が好きな別の印籠には「ははぁ~」とひれ伏してしまう。

権威というのはそのモノにはなくて、それを受け取る方が権威付けして出来上がる。
水戸黄門の印籠劇というのは、そういう感情感覚、権威心理をわかりやすい形で描いていますね。

ええぃ、ひかえおろう、一等宝くじであるぞ、頭が高い、ひかえおろう。
ええぃ、ひかえおろう、ロックンロールであるぞ、頭が高い、ひかえおろう。
ええぃ、ひかえおろう、古伊万里であるぞ、頭が高い、ひかえおろう。
ええぃ、ひかえおろう、議員バッヂであるぞ、頭が高い、ひかえおろう。
ええぃ、ひかえおろう、ノーベル文学賞であるぞ、頭が高い、ひかえおろう。
ええぃ、ひかえおろう、ピカソ作品であるぞ、頭が高い、ひかえおろう。
ええぃ、ひかえおろう、ベンツであるぞ、頭が高い、ひかえおろう。
ええぃ、ひかえおろう、歌舞伎役者であるぞ、頭が高い、ひかえおろう。
ええぃ、ひかえおろう、イヴ・サン・ローランであるぞ、頭が高い、ひかえおろう。

ええぃ、ひかえおろう、奥さんであるぞ、頭が高い、ひかえおろう。


それは助さん角さんがトナカイの、水戸黄門様はサンタクロースだったのです。
(「奥様は魔女!」風に)




つまりクリスマスソングならぬ、これが日本の毎年の師走年末のテーマソング。


by greenwich-village | 2010-12-15 11:12 | その他
地球上のどこかで、いつも小競り合いや争い、内紛や戦争が行われていますね。

窮鼠猫を咬むか大国の政治家・資本家のエゴや利権に扇動されて、名もなき国民同士もいがみ合う。
権力者の自分の無能さはいつも棚に上げて、怒りの矛先を相手に向けて争そわさせる。
腹が減っては戦は出来ぬ、というのは正しくなくて、誰もが、腹が減っているからこそ争いになる。
腹がいっぱいで、それなりに普通に暮らせるなら、相手のものを欲しがらない。
自分たちばかりが空腹で生活難で、なのにあっちの方はそれなりに豊かにやってやがる、なんてなるから諍いが起きる。
だから、腹が減るから戦が起きる、が正しい言い方でしょう。腹が減れば誰でもイライラするのは当たり前。
愛と平和がいいに決まっているわけですが、人間がいなくならない限り、そういうものは地球上から決してなくならないでしょうね。
勝ったほうは物分かりのいい顔をして世界と人間の正義と自由を論じるでしょうが、負けのほうは末代まで祟ってやる勢いになるのは仕方ない。
そしてまた、争いが繰り返される。

ジョン・レノンは「ウォー・イズ・オーヴァー」というスローガンを掲げた時期がありましたが、残念ながら終わらない、どころか兵器やテクノロジーの進化で悪意とエゴがますます深層に潜伏している。
だから「とりあえず休戦を!休戦のまま千年過ごそう!」という現実を掲げましょう。東や北の国も、西側の国も、民族の小競り合いも、我々民衆も。
メディアやコマーシャルやTVは何かといえば一つ覚えでセレブ感を煽りますが、王様や貴族のような生活が必ずしも幸福だとは限りませんね。

「腹は減ってないか、まずは何か食え、高級料理はないが、スープでも大根でもジャガイモでも、腹を満たしてさ、さて、それから話し合おうじゃないか、俺たちそれぞれの言い分を」


パイプ・オブ・ピース    ポール・マッカートニー



彼らはクリスマスを知っているのだろうか    バンド・エイド


by greenwich-village | 2010-12-11 13:15 | 音楽
f0148098_13383319.jpg今の若い人たちにもけっこう人気があるようですが、僕たちのようなある世代にとって、ポーグスの登場は驚きと共に痛快で喜びでもありました。

イギリスのパンク~ニューウェーヴ~ネオモッズ~ネオスカ/ツートーンを経過して、パンク育ちのアイリッシュ野郎として自分たちのルーツ・血脈に誇りを持って音楽を始めた若者たち。

イギリスという国は、ただでさえ四つの王国/地方が連合して出来上がっていますが、さらに彼らのように隣国アイルランドからやってきた人たちも多く暮らしています。

(イギリスのケルト民族/ゲールやアイルランドやスコットランドに対する見方は、日本の沖縄やアイヌや朝鮮半島に対する感覚に類似しています。)

音楽をやる上で自分たちらしさをと考えたとき、自ずと自分たちの血であるアイリッシュが当たり前にあり、自分たちが育った環境・世代の音楽であるパンクと結びついて、ポーグスの音楽が生まれました。

モード(流行)の反対語としてルーツ(血脈)があるわけで、老いも若きも誰しもがモードを欲しがるのは民族や各世代のコンプレックスとして自然ですが、それに対してこの場合のルーツは誇り・プライトというものに換言できます。モード=コンプレックス:ルーツ=プライド。

自分たちの民族がもともと持っていたもの、これってやっぱりいいじゃないか、流行を追いかけるのは疲れるしどこまでいっても実際しっくり来ない、とモードをルーツに転換してみせたカッコよさがあります。
存在として無理のない姿勢が疲れないのは当然です。

自身のルーツを見失いモードだけに価値を置く社会では、終わりのないメリーゴーランドか椅子取りゲームのように、生産システムの中ですべてはあっという間に消耗してしまい、それどころか消費している自身までもが消耗してしまうのです。

曲は、クリスマスのヒットソング「ニューヨークの夢」、彼らの同胞先達のかつて夢を持ってアメリカへ渡った貧しいアイルランド移民たちを題材にしています。

夢を持つことは流行ではありませんから、幾つになっても消耗しないでしょう。だから、夢を持つ者はいつまでも若くいられる、と言われるのでしょうね。


ニューヨークの夢    ポーグス



ダーティー・オールド・タウン


by greenwich-village | 2010-12-10 14:15 | 音楽
f0148098_12293841.jpg映画のサウンドトラックやイージーリスニングというと、昔は純喫茶やデパートや映画館でのスチール写真CM(昔は映画館でその地域の商店街の喫茶店や焼肉屋とかサウナだとかのCMを流していたのです、店内写真とともに~あなたと私の憩いのオアシス・純喫茶ボンベイ、駅から徒歩一分、のようなナレーション付きで)を思い出しますが、ただなんとなく流れているようでももちろん作曲家がいて、それらがとても素晴らしかったりします。
とくに映画音楽は重要でその映画を印象付けるものですから、おろそかなものはありません。誰しもがその音楽が流れると同時にその映画を思い出し、また同時にその頃の日々が蘇る。
今のわりと多くの映画のようにテーマ曲や挿入歌がミュージシャンのタイアップ曲ではなくて、あくまでオリジナル・サウンドトラックとして作られていた時代です。そういう映画音楽の作曲家も多くいましたが皆しのぎを削ってイイ曲を作っていましたから、名画とともに映画音楽もいまだに愛され続けているものが非常に多いわけです。

フランスの映画音楽の大天才、いうまでもなくフランシス・レイ。とにかく多作で日本非公開映画も含めて膨大な数になりまして、もちろん全部は聴けていませんが、一般のベストでもそれらがどれも素晴らしい曲ばかりです。
そして、映画は見ていなくても、必ずやどこかで一度は耳にして、めぐり逢っているものばかり。

パリのめぐり逢い     フランシス・レイ


by greenwich-village | 2010-12-08 12:54 | 音楽
f0148098_1385270.jpgもともとカントリー系ロックのイーグルスが来日するそうです。まさにこれぞ広大な田舎のアメリカの匂いですね。

彼らの真逆で日本ではまったく有名ではありませんが、こちらは同じカントリー系のシンガーソングライターのマイケル・マーフィーの名盤。音楽や情報のダウンロードの時代ですが、このジャケットがまたイイ味でアメリカの匂いを伝えてくれるのです。

“イエロー・マウンテンからやって来た野生のポニー、彼女の名前はワイルドファイヤー”、

その名のとおり、焚き火や野火のようにゆらゆらと暖かい70年代アメリカンソングの名曲です。
忙殺されし年末に、ほんのひと時だけでものんびりと寛いでお聴きください。


恐れ怖がらずにただひたすら前を向いて跳ぶんだ、野生の馬よ。

ワイルドファイヤー   マイケル・マーフィー


by greenwich-village | 2010-12-07 13:24 | 音楽

あなたはそこにいる。

東京や横浜や大阪や仙台などの大きな街ですと当然クリスマス・イルミネーションを施していますが、ここ地元いわき市の平地区でもごく小さいものですが目抜きに沿って光のページェントが夜の街を清らかに飾っています。
昨夜は日曜の夜ということもあって人通りはなく、それがかえってひっそりとしたイルミネーションをひときわキレイに輝かせていて、なんだか透き通るような優しい気持ちにさせてくれました。クリスタルのように透明だけれどぬくもりのように温かい、そんな感じです。
ほんのひと時だけですが穏やかにボーっと見とれていると、寒空ですがそんなことも忘れて、素直に癒されます。小さくてもキレイですので、お近くの方はぜひ夕暮れから夜の町並みを散歩してみてくださいね。
この季節のイルミネーションを見ていると、きっと、アイポッドやヘッドホンをしていなくてもこんな音楽が聴こえてくるはずです。
輝く光も音楽も、派手なTVや耳やCDや情報ばかりではなくて、その人の内側に煌いて響いているものなので、私はそこにいて、あなたもそこにいます。
素直にそれがそこにあったんだ、と気がつくと、街の光も音も、町行く見知らぬ人たちも、とてもステキなものに変わっていきますね。

あなたはそこにいる/あなたはそこにいた    リベラ


by greenwich-village | 2010-12-06 11:49 | 音楽
ビーチボーイズといえば一般にその名のとおり、夏だ海だサーフィンだ、といったイメージになってしまいますが、天才ブライアン・ウェイルソン率いる彼らは優れたボップバンド/コーラスグループですので、ただのサ-フ・ロックンロールバンドではなく、なかばプログレッシヴな激ポップアルバムからアメリカンスタンダード集まで作っているのです。

この季節になればアメリカ人は当然のこと、スタンダード/クリスマスソングなわけですから、ビーチな彼らもセーターを着てクリスマスを祝い楽しむのです。
こういう類のアルバムは根っこが違う日本文化ではありえないことですし、企画モノで作っても商業的/表層的なだけでやはり違和感が残りますね。普段のホームパーティー文化もなければキリストも関係ないですからね。
さて、ビーチボーイズのクリスマスアルバム/クリスマスソング集、彼らや多くのアメリカ人が小学校・中学校で習ったであろうスタンダードで、ポップで音楽的にとても楽しいものです。
(このあたりは英語圏でもイギリスとは違い、こういうポップさやジャズスタンダードな部分はイギリスにはないので、そのあたりが当時ライバルだったビートルズとの違いにもなります。ビートルズというバンドは終始一貫してつまりアメリカ文化に憧れたヨーロッパ人というところです。ゴージャスにアレンジした楽曲はどうしてもクラシック音楽的オーケストラになってしまって、ビーチボーイズのジャズ/ビックバンド的感触とは異なるのは当たり前なことです。)

サンタが町にやって来た、たとえばこれや他のクリスマス・スタンダードソングもビートルズではけして出来ない類のものです。
ビーチボーイズ、彼らは生まれ育っていく環境で子供のときから始めからまわりにスウィングビート/ジャズ/コーラスがあったんですから、あくまで自然にしかも彼ららしくポップなわけです。






by greenwich-village | 2010-12-05 11:30 | 音楽
僕は隠れ「シカゴ・トランジット・オーソリティ」ファンでして、つまり一般にご存知のグループ“シカゴ”。80年代以降ではなくて、衝撃の1st、2ndから5thまでですが。
シカゴはもともと、非常に攻撃的で前衛的でメッセージ性が強くて完璧な演奏・アレンジでポップでジャズでクラッシックで、優れたロックバンドだったのです。
第一、デビューして1、2、3枚目まで全部ダブルアルバム二枚組、4枚目のライヴ盤ときたら4枚組で、創造性・才能が溢れかえっていたわけですし、これぞ時代と対峙するクリエイティヴな若者たち、といった姿です。
こちらは最近のTVCMでもお馴染みの、1972年のポップなヒット曲で5枚目に収録されています。

サタディ・イン・ザ・パーク     シカゴ


by greenwich-village | 2010-12-04 11:40 | 音楽
年末だというのに店のパソコンが完全に壊れてしまいました。現在、実家のパソコンから書いています。
なのでしばらくの間、ブログ更新やレスなど遅れるかもしれませんが、引き続きお楽しみいただければ幸いです。極力更新できればと思っています。よろしくお願いいたします。

パソコン/ネットがないのはやはり何かと不自由ですが、
天網恢恢疎にして漏らさず、どこかで世界の目がちゃんと見ているわけですものね。

アイズ・オブ・ザ・ワールド  グレイトフル・デッド


by greenwich-village | 2010-12-02 21:08 | グリニッチ・ヴィレッジ

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