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ロンドン・コーリング

かつての「ボーン・イン・ザ・USA」の大ヒットのせいで、ごく一般的にスプリングスティーンをいまだに<マッチョ・ロック><青春ロック>だと誤認識している方が意外と多いのです。

あのプロモーション・ビデオで振り上げている拳は「アメリカ賛歌、アメリカ万歳」の真逆で、歌の内容でいう「やり場のない」拳であって、「ふりあげた拳も結局は下げるしかない」、そうせざるをえない厳しい現実を体現しているわけでして、元気でやんちゃで「ウォー、ウォー、ウォー」といったストレス解消バンドではないのです。
(まして日本の演歌フォーク/歌謡ロックに対比できるわけがありません。)

ミュージシャンのタイプ的にいうと、彼はアウトロー・カントリー/R&R/フォークのジョニー・キャッシュの正統的な継承者に当たります。
(ジョニー・キャッシュは、プレスリーと同じサン・レコードからのロカビリー時代や、カントリー、ディランをいち早く認めデュエットしたり、晩年は「アメリカン・レコーディングス・シリーズ」で新旧のイイ曲を歌っていました。スタンダードからトム・ペティやナイン・インチ・ネイルズのものまで。)

つまり「ボーン・イン・ザ・USA」ではなくて「ボーン・イン・ザ・ROCK」なのです。

ニール・ヤングとポール・マッカートニーのデュエットにも驚きましたが、ひとつ前のエントリーでの彼とニール・ヤングとのデュエットだけにとどまらず、意外な組み合わせでさまざまなミュージシャンやファンや素人の仲間たちと唄って、ROCKを楽しんでいるのです。
そりゃそうですね、彼らは英語圏ネイティヴで、それぞれの音楽がちゃんと聴こえてくるんですから、イイ曲だったら一緒に歌ったりする。

よく言う「日本のミュージシャンに例えたら誰それ・・」というのは、文化が違いますのでまったくナンセンスな論法で、実のところの音楽への無理解を露呈するだけですね。
フォルム/形式がどうであれ、日本の音楽は「歌謡曲文化」なので、「ROCK」理解がないのはしかたないのですが・・・・。

タイプが違うと思うようなミュージシャンが互いに尊重しあい、ぜんぜん普通にデュエットしています。音楽を聴くときは、勝手な思い入れはないほうがより楽しめますね。

クラッシュの名曲、この「ロンドン・コーリング」、四人並んでメチャクチャにカッコいいですよ。

「YOUTUBE」
http://jp.youtube.com/watch?v=DiSQIbNxjcU&feature=related

そして、やっぱりコレ!かっこいい!!


「将来のために生きてるわけじゃない、オレたちは今日を毎日生きている」
                                  
                                     ジョー・ストラマー
「YOUTUBE」
http://jp.youtube.com/watch?v=tQ9v0TQv9wo&feature=related

さらに怒涛の「ロンドンは燃えている」。やっぱカッコいいのです。
・・・・・真似っこバンド・擬似パンクはつまらないのです。
http://jp.youtube.com/watch?v=ms5ooj15cfo&feature=related
by greenwich-village | 2008-07-05 17:57 | 音楽

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