2008年 04月 19日
名前のない動物

アコースティックギターと美しいコーラス、カラっと親しみやすくそれでいてどこか寂しげなメロディー、所謂ウェストコースト系で、ボクも昔から好きなグループです。
このグループの代表曲に「名前のない馬」という曲があります。コレは意訳ではなくて原題そのまま直訳で、ホース・ハブ・ノー・ネーム。当時のアメリカの若者のスラングでドラッグを意味しているんだそうです。
かなり遅ればせながら、昨今の日本の若者たちも-ボクが想像するよりもわりと多くの人たちが-ナチュラル/ケミカル/睡眠薬といろんなタイプの“名前のない馬”にまたがっているようですね。
♪~名前のない馬に乗って、どこか遠いところへトリップしよう、とでもいったところでしょうか。
中国では「名前のない馬」よろしく、本当に「名前のない動物」が捕獲されて飼育されているとのこと。あんな巨大な国ですから、奥地のほうには得体の知れない幻の怪獣がいてもおかしくないだろう、とは思いますが、実際に目の当たりにするとなんとも不思議な感覚になります。ファンタジー映画やアニメで妄想するよりも、ドラッグやカルトでトリップするよりも、ボクにとってはずっと興味深く好奇心を刺激されます。ラリってトリップするよりも、珍獣を捕まえに本当の旅に出たくなります。
科学や宇宙空間や天体や惑星などの研究・新発見もそうで、実際、事実は、小説よりもハリポタよりもアニメよりもドラッグよりもカルトよりも、奇なり!!
ブタとウサギとキツネが混ざったような珍獣、どういうものなのかまったく分からない名前のない動物。手前味噌ですが、なんだか当店グリニッチ・ヴィレッジのようで多少のシンパシーを感じる次第。お客さんが来店して店内を一通り見回った後、よく「なに屋さんなんですか?」と尋ねられますから。ちゃんと名前はあります、グリニッチ・ヴィレッジ・ロフト・ショップ、珍店ですが・・・。
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<ニュースから>

宜春市動物園の片隅で飼育されている謎の動物は、今から7年前に地元農民が捕獲し、同市林業局野生動物保護ステーションに届けたもの。同局の専門家にはこの動物が一体何であるか識別できなかったため、同省林業局の専門家に鑑定を依頼。そこでも正体がわからず、この動物の映像を国家林業局に送ったのだが、正体は不明との返事が。
問題の動物は、全身を黄色い毛で覆われており、長い尾を持ち、姿は狐に似ている。顔には小さく突き出た口があり、形も色も子豚にそっくり。鼻はひしゃげて丸く、目はピンク色で兎の目に似ている。耳は楕円形で、白くて長い鼻ひげが生えている。
同園の飼育係は、この動物が何でも食べる雑食で、どんどん大きくなる一方だと説明。あとどれくらい大きくなるのか、あと何年ぐらい生きるのかがわからないため不安だと話している。