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トラヴェシア

60年代軍事政権下にデヴューしたブラジルの黒人シンガー・ソングライター、
ミルトン・ナシメントの名曲です。
この歌が作られた背景は、現実の目の前の軍事政権の制圧。幸福な平常下のたんなる利己的な我がままメッセージソングではない、現実の痛みや苦しみに満ち溢れています。
家族や友や恋人を失い離れ離れになってしまった悲しみ、母国から逃れなければならない切なさ、戻れない郷愁(ブラジル音楽でいう“サウダージ”)。
僕らアジア圏でいえば、ミャンマーのデモや亡命者、北朝鮮の脱北者に重なりますね。
戦争やフィクションや概念や暴力でしかない国家などより、一人一人の顔のある人間同士が大切なんだ、とボクには響いてきます。

ミルトンやブラジル音楽は、サウンドしか聞かない日本ではいまだになんだかオシャレで小粋なBGM、陽気でノーテンキなものとしてばかり多くが扱われているようですが、・・・・・・どうでしょうね。「トラヴェシア」とは「人の道」という意味です。

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「トラヴェシア」   ミルトン・ナシメント

君が行ってしまったとき  僕の人生には夜が来た
僕は強いがどうにもならない  今日涙が止まらない
自分の家はもう自分のものではなく  この場所さえももう僕のものではない
あまりにもこの身は孤独で耐えられない  語るべきことだけが溢れ返ってくる

星の間へ声を飛ばす  僕はもう留まりたくはないんだ
この道は石くれだらけ  なのに夢など見れるはずがない
そよ風で出来ていた夢は  暴風がかき消してしまう
この涙を止め  僕は死を願おうとするだろう

けれどもこの人生を  君を忘れようとしながら僕は続けていく
もう死はたくさんだ  生きるべきことは沢山あるはず
もう一度愛を育みたくなるだろう  例えそれが不可能でも傷つくことはないだろう
なぜなら  もう夢は見ないのだから
自分の腕で  人生を切り開いていくのだから


ぜひ見て聴いてくださいね。「トラヴェシア」youtube:音楽とライヴ映像
http://www.youtube.com/watch?v=Jo5UlFDTZ6g
by greenwich-village | 2007-11-04 19:42 | 音楽

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