2013年 07月 08日
悲しみの水辺/the water is wide
いま、日本の水辺・海は汚れてしまったわけですが、そんなことに想いを寄せながら。
実に多くのさまざまなアーティスト/ミュージシャンが歌い継いでいますが、今日はカーラ・ボノフの歌から。
この水辺は広すぎて 私には越えられそうもない
空を飛ぶ翼も 私にはない
二人を乗せる小舟をください
一緒に漕いでいくから 愛する人と私で
愛は穏やかで 優しいもの
咲いたばかりの花が一番甘いけれど
愛は月日を重ね 冷たくなり 色褪せていく
朝露のように・・
一隻の船が海を渡る
船底深くたくさんの荷物を積むけれど
私の愛ほど深いものはない
沈み方も 浮かび方も 私にはわからない・・
この水辺は広すぎて 私には越えられそうもない
空を飛ぶ翼も 私にはない
二人を乗せる小舟をください
一緒に漕いでいくから 愛する人と私で
その水辺は広く 向こう岸へ渡れない
僕には飛んでゆく翼もない
二人を運ぶボートがあれば
恋人と僕で漕いでゆくのに
ナラの木に寄りかかると
しっかりした木だと思ったが
すぐに曲がり、折れてしまった
僕らの愛も同じだった
一そうの船を彼女は海へ漕ぎ出す
積み荷で沈む船の深さよりも
僕の彼女への愛は深い
沈みも泳げもしないだろうけど
愛は優しく美しい
愛の始まりは宝石のようだが
やがてくすんで冷えきって
朝つゆのように色あせてゆく