2011年 12月 05日
70歳の爆音/ロックミュージックとは何かという問いへの解答
ロックミュージックとは何なのかという問いへの解答。
一般的なロックにまつわるイメージなど産業であれインディーであれ、もう全部どうでもいい時代になった。
なぜかといえば、ルーリード耳も劈く御年70歳。
興味がない一般の人たちはもちろん、音楽評論家だとかバンドマンだとかロックファンだとかが四の五の言っても、70歳になったとき自分はどうかといえば説明不要。
「昔は俺もロックバンドマンだったんだよ」なんて、おおかたみんな、ただの年寄だ。
ロックは向う見ずな若さ?高慢さ?若さが無知で爆音なのは当然。
私は絶対にこういうジジイにはなれないし、なりたくもないが、こういうジジイになりたいという人は頑張ってなってみれば、70歳にしてようやく「やっぱオレはロックだぜ!これがロックだぜ!」と言える権利が得られるでしょう。
ルー・リードは昔から好きだが、私はこの音楽を一生懸命に聴かない。けれど、ルー・リードとメタリカ、この人たちがやっていることはスゴイと思う。
両ファンにはそれぞれこれの好き嫌いはあるだろうが、単なる好みだからそれに言葉を連ねてもほとんど重くない。
「ブレない」なんて流行語は3年程度あればいい話で、本質は一生生きてこそ「ブレない」。つまり“業”。
行動に勝る言葉はなく、表現に勝る評論はない。