2011年 05月 21日
福島南部から茨城沖なお岩盤にひずみ、茨城県沖で史上最大級の巨大地震の可能性
2011年5月21日(土)8時45分配信 ゆかしメディア
米科学誌「サイエンス」で発表された研究で、福島県南部沖~茨城県沖で1938年の地震以降ずっと蓄積しているプレートのひずみが、過去を上回る規模の大地震を起こす可能性がある、と指摘している。
これは米国のカリフォルニア工科大の研究チームの発表で、津波のデータやGPSなどで観測した。その結果、年間に数センチの地殻変動があり、ここ73年間でプレートが沈み込んだために、プレート境界でひずみが蓄積したという。
また、もし発生すれば、首都圏直撃ということで甚大な被害が想定される。東日本大震災は史上類を見ない大地震となったが、それ以上ということになると、警戒が必要だ。
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福島南部から茨城沖なお岩盤にひずみか…米研究
2011年5月20日(金)17時50分配信 読売新聞
福島県南部から茨城県までの沖合で将来、東日本大震災と同規模の地震が起きる可能性があるとする論文を、米カリフォルニア工科大のマーク・サイモンズ教授らの研究グループが米科学誌サイエンス電子版に20日、発表する。
東日本大震災や過去の地震では、この地域の岩盤のひずみが解放されていないとみられるためだ。ただし、プレート同士がゆっくりすべれば、地震を起こさずにひずみはなくなるため、岩盤の状態を監視する必要性を強調している。
研究グループは、東日本大震災について、全地球測位システム(GPS)や津波計のデータを分析。震源域の南側に位置する福島県南部沖、茨城県沖では、海のプレートが陸のプレートの下にもぐりこむ日本海溝付近に、ひずみが残っている可能性を指摘した。発生時期については「明日なのか500年後かは分からない」としている。