人気ブログランキング |

お誕生日おめでとう  by  ビートルズ

必ずしも、口数が多いからたくさん伝わる、というわけではありませんね。
かえって、言葉が多すぎて結局まったく何も伝わらない、ということもあります。

省こうとすれば省けるような言葉の羅列よりも、言葉と言葉をつなぐ文脈や行間の奥行き。
言葉や文字は道具ですからボキャブラリーをかき集めて、たとえばテキトーにこんなふうに書けます。ちょっと書いてみましょう。
若い頃はこんな類のものでした。

「108番目のアルマジロが 北斗七星になったとき ボクの指先は未来を予感して 憂鬱なミトコンドリアが睡眠薬に溶け出すと ほら キミはサクラダファミリアのように闊歩して バオバブの断末魔は 楽天的に 現実的に 輝きだすネイルアートのように 見ろ 偽札作りのオラウータンと踊る街路樹を あれは神秘にして神聖な食べ物 新しいカンガルーと 即興的にランデヴー アクアリウムで サナトリウムで 気の効いた髭剃りでも探そう エレファントはモニュメント 50回電話しても30回は間違い電話 だから もうすぐ世界はこだまする 紳士的に だからガンバレ 雨は斜めから吹き上げる 宇宙から感受性 ボクは馬で ニンジンより髭がある 芥川よ 耳たぶは太陽の子供 ディクショナリーに花束を食べさせよう もだえうつ天然痘 知ってるかい キミが知らないことを 本当は知らないだろ キミの知っていることを コメディアンと番犬 おー、フランスパンの失恋 ジェット機はブランコ 晴れクリシュナ 平和は彼らに 狭いタンスの中の湯沸かし器 煙突の風 ボクはこう言いたいのさ お誕生日おめでとう」

なんて、とりとめもなく、際限なく、実際、何のことやらさっぱりわからないですね。
このわからなさが、覚醒的な現代芸術かもしれませんね、笑
自身の出所のない即席知識的現代表現ならTVのほうが分かりやすくてずっと面白いです。

たとえばこの歌、ビートルズですが、つまりは終始「お誕生日おめでとう」と言っているだけですが楽しいロックソングになっています。そのあたりがメロディーとリズムと言葉とサウンド一体になってのロック音楽の妙。

今のボクはこの短い言葉だけでいいです。言葉は少なくてもちゃんと物語がありますから。

お誕生日おめでとう キミとボク。


ビートルズ


by greenwich-village | 2011-02-26 12:40 | 音楽

CD レコード 楽器 書籍 家具 器 インテリア ヴィンテージアイテム


by グリニッチ・ヴィレッジ