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レイラと他いくつかのラブ・ソング

日本で、洋楽ROCKをそれほど聴かない方でも、一度は聞き覚えのある名前で、もっとも有名なロック・ギタリストといえば、おそらくエリック・クラプトンではないでしょうか。
一般に、MTVアンプラグドの「ティアーズ・イン・ヘブン」アコースティックライブ盤や映画主題歌の「チェンジ・ザ・ワールド」で人気があるようで、事実、この辺りの売り上げが彼の全キャリアで最大というのは、古くからの彼の音楽を聴いている者にはちょっと驚きの話です。

バンド・メンバー、セッション・サポート、ソロと、彼のキャリアは多岐に渡りますが、ロック音楽に対しての最大の貢献は、なんといってもデレク&ドミノスの「いとしのレイラ」というアルバムに尽きます。
このアルバムを作ったということだけで充分で、ほかの作品・キャリアは-もちろん各々の悪くない作品ですが-手馴れやオマケや習作やビジネスや趣味と言ってもいいくらいです。

このアルバムは一般にクラプトンのものと思われがちですが、あくまでデレク&ドミノス名義で、デレク=クラプトンと共に、ドミノスも非常に重要な役割を担っています。
とりわけ、もうひとつのギターを担当するオールマン・ブラザース・バンドのデュアン・オールマンのスライド・ギター抜きにこのアルバムは語れません。
ソロのキャリアで何度も取り上げられている名曲「いとしのレイラ」も、このアルバムでの演奏を越えるものはありません。クラプトン一人で、または別のギタリストと演奏しても、これ以上の「レイラ」にはなりません。
なので、これは決して彼のソロ・アルバムではなく、彼を中心としたバンドのアルバムで、だからこそ各メンバーとの素晴らしい化学変化がもたらされ生まれたもの、としてとらえたほうがいいでしょう。

ほか、曲、演奏、アレンジ、メンバーとの息も合っていて、気合も充分、ギターも歌も充実していて、クラプトンはこのアルバムだけで充分、このアルバムを作ったということだけでロック史に残る、そんなアルバムです。


レイラ=パティ・ボイド=親友ジョージ・ハリスンの妻を描いたジャケットの絵も素敵です。

1970年作。

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by greenwich-village | 2010-10-17 20:56 | 音楽

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