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再考のための -抜粋-


ボードリヤールは、著作『シミュラークルとシミュレーション』1981)で、
現実とそのイメージの関係を、

(1)現実の忠実な反映としてのイメージ
(2)現実を歪めるイメージ
(3)現実の不在を隠すイメージ
(4)いかなる現実とも無関係なイメージ


に区別し、(4)をオリジナルとコピーの二項対立を超越した純粋なシミュラークルと呼んでいる。

そして、現実と記号の等価性の原則から出発する表象とは異なり、

もはや「客観的現実を必要としないシミュラークルの産出過程」をシミュレーションと名づけるのである。

このような思想の前提には、

あらゆる財とサービスが情報メディアのネットワーク上で差異表示記号として機能する現代消費社会では、
現実と記号の関係が逆転し、現実世界自体が記号化されてしまったという認識がある。

ボードリヤールのシミュレーション論がスーパーリアリズム(ハイパーリアリズム)など現代美術に大きな影響を与えたのはそのためである。

シミュラークルの実例は、コンピュータ・グラフィクスやホログラム(三次元写真)などからディズニーランド型のテーマパークまでじつに多様であり、20世紀末以降は高度消費社会そのものがシミュラークル化しつつある。
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by greenwich-village | 2010-05-07 20:59 | その他

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