確信犯の底力

ユーミンとすてきななかま、松任谷由実の2枚組ベスト盤。
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あ・・・失礼、間違えました。コチラでした。
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外箱の内側。松本人志映画「しんぼる」はここから取ったのか。
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インナー・デザイン。ヘッドフォン・ベイビーにオスマーク・メスマークでラブソング。
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一過性ではなくて長期にわたって、様々なメロディを作り言葉を操り歌世界を構築しているポップスでメジャーな名のある人たちに共通しているのは、確信犯的技術
ポップスを作る、ということを生業にしているプロたちは、これぞポップスというものを作ることだけに集中している。
メロディの強さ、リズム、歌詞、サウンド、アレンジ、それらの明快さ。
そういう確信犯たちは、ある意味、彼らがポップス好きで楽しんでいるのは通り越して、客観的にポップスを分析していて、冷静な仕事としての見事な商品を作る。
彼らは、音楽的に、どうすればより良いポップスになるのかを熟知し鍛錬している。
ことポップスは、偶然や即興や芸術ではないからこそ、有用で優れている。
優れたポップスは、カリスマやアーティステックな作者の姿やメッセージ性の誇示露出ではなく、名もなき普段の大衆・聴衆たち自身の等身大を映す。
その意味で、ポップスの確信犯の彼らは、自らが作り唄うポップスの世界の住人ではない。
確信犯たちの仕事は、自身のアーティスティックな感動・陶酔よりも、聴衆たちの歓喜・慰安を汲み上げること。
より多くの聴衆に喜ばれるからこそポップスの王道であって、そういうポップスが彼らをメジャーたらしめる。
それらのメロディやサビやフレーズは、多くの聴衆それぞれ各々が過ごしてきたありふれた場面と結びつき、時代が変わってもメロディや主題は色あせず、時を経ても力強さを失わない。
そういうものが、ポップスの持つ底力で、有能なソングライターたちが身につけた、芸術的才能ではなくて、確信犯的技術だ、  と思うわけです。


守ってあげたい     松任谷 由実



シンデレラ・エクスプレス


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by greenwich-village | 2010-04-06 17:27 | 音楽

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