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ノクターン

極点。

ショパン ノクターンから       ルービンシュタイン


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by greenwich-village | 2012-02-27 01:10 | グリニッチ・ヴィレッジ
本質的な革新というのは、その後の数多ある応用の派手さや商業的成功はないが、刻み込まれた礎、穏やかに過激だ。


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ドキュメンタリー映画「テルミン」。

テルミン博士が作ったまったくオリジナルの電子楽器「テルミン」。これを見るまで、正直、効果音用とかおもちゃ楽器の類くらいにしか思っていなかったが、自分の無知さ、偏狭さ、見識の甘さでしかなくて、見事に心地よく覆された。
旧ソビエトのエジソンとも言われ、テレビジョンがない時代にすでにカラーテレビ/映像受信機のようなものまで発明していたという。電子楽器テルミンもそうだが、その発想たるや、まったく驚きであるとともに、基礎科学の重要性やオリジナリティーの大切さや革新性の真実など、学ぶところが多い。

いままで機械のひとつという認識だったが、これからはれっきとした素晴らしい楽器と呼ぼう。
テルミンという楽器は、楽器に触らない。そんな楽器はおよそこの世にテルミン以外存在しない。楽器は必ず肉体のどこかに接触して物理的な力が加わって音が出て、それらを肉体物理的にコントロールして音楽になる。これはその時点でまったく異なる。

電気楽器と言えば、エレキギターとかキーボード/シンセだとか、いまやパソコンでも自由自在で、世の中のPOP音楽はほどんど電気仕掛けで、普通に聴かれているようなヒット曲にはバック演奏すべて、歌さえもピッチシフトで調節して、丸々電気で作られているものが多い。
電気楽器や電子音を組み合わせて、テクノ音楽だと言い出したのが1975~80年のころ。日本だとかのYMOとかだ。

シンセサイザーという楽器を作ったのはムーグという人で、そのムーグが子供のころに圧倒的に影響を受けたのがテルミンだった。
シンセサイザー/のちの電子キーボードは、ピアノ的な従来の鍵盤がついているから、テルミンを使いやすく後退させた製品になる。これなら肉体的な接触があるから、旧来の認識からまったくはみ出さない。それで、多くのPOPミュージシャンがこぞって使い出して、あたりまえな電気鍵盤になった。それがさらに応用されていまのテクノロジー楽器やパソコン音楽になる。

テルミンの構造は複雑な基盤やソフト/データではなくて、いたってシンプルで、基本的に何本かの真空管を並べて増幅させたりしているだけだ。
そこがまた革新性の真実で、複雑で特殊だからと言って革新的なわけではなくて、むしろ複雑にするのは応用であって、コロンブスの卵のように革新性の本質はいつもシンプルだ。大切なのはあくまでも人間の脳みその中で、驚きと好奇心と発想。

テルミンそのものが本質的にまったく独立した楽器だが、すべての電気/電子楽器/エフェクト楽器は、テルミンが礎で、また、テルミンを越えていない。
今の時代よりも昔むかしのほうが、人間の感性や発想・創造性は豊かで進歩的・革新的・未来的であって、もはや人の感性は後退し衰退しかけているかもしれない。

テルミンは、さまざまなコンサートやカーネギーホールでもリサイタルを成功させるほど人々に人気で、現代音楽やテクノロジーものではなくて、むしろクラッシック古典を演奏した。
つまり、テルミンというものをそれまでの楽器と同等のものとして、新しいがひとつの楽器として扱ってもらうことを望んだようだ。

その音色は、中・低音はバイオリンやチェロのようで、高音域は女性オペラ歌手の歌声のように響く。

このクララさんは、テルミン博士の愛弟子でプロのテルミン奏者の第一人者。まるでオーケストラを指揮するような演奏、これがテルミン。
素晴らしすぎる!!







ないがしろにされた基礎科学。

派手で実利的な未完成な応用の最たるものが何なのかは、昨年さんざん味あわされた。今後死ぬまで、この無思慮で収拾がつかない素晴らしき応用の世界に付き合っていくしかない。


テルミンが初めてPOP音楽に使用されたもので且つもっとも有名な曲と言えば、ビーチボーイズの全米NO.1ヒット曲、「グッド・ヴァイブレーション」。
映画の中で、中心メンバーのブライアン・ウィルソンもテルミンを使ったこの曲に対して熱く語っている。


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by greenwich-village | 2012-02-24 10:44 | グリニッチ・ヴィレッジ


アイ・サレンダー  デイヴィッド・シルヴィアン

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by greenwich-village | 2012-02-20 10:57 | グリニッチ・ヴィレッジ
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「ラスト・ワルツ」といえば、アメリカン・ロックバンドの“THE BAND”のラストコンサートライブもありますが、フレンチポップのこちらの「ラスト・ワルツ」のほうが、世代によっては馴染み深いかもしれませんね。
そこはかとなく淋しげで、たしかにラストワルツといった具合で、抜群にステキな曲です。

ラスト・ワルツ      ミレイユ・マチュー



パソコンやYOUTUBEやスマートフォンもデジタルも、それはそれ時代ですからイイんですが、こういう音楽はこんなラジオからふっと聴こえてきたらもうサイコ―にますますシビレてしまいます。

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by greenwich-village | 2012-02-17 23:29 | グリニッチ・ヴィレッジ
言葉は説明のための科学的な道具。
ショパンは「ピアノの詩人」と形容されますが、たしかに間違いなく。
言葉はなくても雄弁に語る。音楽は目には見えないものでもキレイな風景。
メロディはもちろん、聴こえてくる言葉、とても素敵な歌詞でしょ。
音楽は自然な直観。

ゴンチチ






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by greenwich-village | 2012-02-16 09:43 | グリニッチ・ヴィレッジ
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80年代、フランスに「アンテナ」という3人組のグループがありました。
後にイザベル・アンテナの大人な一人ユニットになるのですが、まだバンドの頃のこのサウンドはキッチュでモダンでクールでチープでポップで、なんともステキです。
所属レーベルはベルギーのかの「クレプスキュール」。プロデュースは、ゲイリー・ニューマンの師匠・オリジナルのウルトラヴォックスのジョン・フォックス。
この「カミノ・デル・ソル」はシングルや初期音源を集めたもので傑作アルバムですが、このジャケットも秀逸。
アンテナの音楽性を瞬時に語るような見事な出来栄えです。

「カミノ・デル・ソル」



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「イパネマの少年」


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by greenwich-village | 2012-02-14 10:19 | グリニッチ・ヴィレッジ
作者リチャード・ロジャースはたくさんのスタンダード化した楽曲を手掛けていて、多くのミュージシャンに取り上げられているのですが、なかでもこれは彼の最も有名な曲のひとつ。今日はチェット・ベイカーのものをどうぞ。

マイ・ファニー・ヴァレンタイン   チェット・ベイカー


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by greenwich-village | 2012-02-14 08:05 | グリニッチ・ヴィレッジ
巷にあふれまくっているメッセージソング、ラブソング、プロテストソングの類ではなくて、ワークソング。

今のようにカラオケが当たり前で、カラオケ的をねらっているようなものではなくて、働きながら口ずさんだり、たまの余興に仲間たちと手拍子で歌うような唄。
オレの話を聴け、といったような新興宗教よろしくミュージシャン様さま、一体感マスゲームのようなオーディエンス、次から次へとカラオケ的な歌手と歌いまくるお客様。

きつい仕事や運命に、ざれごとではあるけれど、替え歌皮肉憧れ悲しみ風刺を揶揄して、本人たちが唄ったワークソング。
どんなメッセージソングよりもメッセージだし、どんなラブソングよりもラブソングの、ワークソング。

復興には多くの人たちの労働が必要で従事しているけれど、軍隊やもちろん戦争を讃美してはいけないのは当然。
東京から真っ先に逃げ出したもともと右傾なおかしなフォークシンガーが先導して表彰までされてるけれど、行き過ぎたらおかしなことになる。
現場の隊員さんたちには私も感謝しているが、上の連中は右傾な軍隊もどきだから。

小林旭の歌唱は基本的に明るいので、スカッとカラッと抜けのいい調子で響く。そこがまた、当時の兵隊さんたち本人の諦めや諦観のように聴こえたりする。
数多ある炭坑節なども同じ。先日の海中トンネルの事故もそうだが、現場の作業は死と背中合わせ。

なにより物語るのは、これらの唄が、作詞:作曲共に不詳ということ。
不詳だからこそ、多くの人たちの心が塗り込められている。
誰が作ったなんてどうでもよくて、口々に歌い継がれて伝わっていったもの。POP文化の産業システムとは全く異なるもの。

作者不詳。

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小林旭歌唱がYOUTUBEになかったので、ほかの人の歌唱で、アルバム収録曲から。


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by greenwich-village | 2012-02-13 10:18 | グリニッチ・ヴィレッジ

74度超、注水量増やす

温度74度超、注水量増やす

2012年2月12日(日)3時5分配信 共同通信

東京電力は12日未明、福島第1原発2号機で原子炉圧力容器底部の温度が上昇したため、冷却のための注水量を増やしたと発表した。

温度は10日夕から11日夕は67~71度で推移していたが、11日午後9時に73・3度、午後10時に72・5度、午後11時に74・9度に上昇した。
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by greenwich-village | 2012-02-12 08:11 | グリニッチ・ヴィレッジ

ふたたび70度

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福島第一原発2号機 再び71度台

東京電力福島第一原子力発電所の2号機で、原子炉の温度計の1つが高い値を示している問題で、4日前に注水量を増やしたあと一度は温度が下がったものの、10日夜から11日にかけて、再び71度台を記録し、温度が下がっていないことが分かりました。

福島第一原発の2号機では、原子炉の底にある温度計の1つが、先月下旬から徐々に上昇して、70度前後から下がらない傾向が続き、東京電力は、7日、原子炉の注水量を増やし、これまでで最も多い1時間当たり13.5トンにしました。

その結果、温度計の値は6日に73.3度を記録しましたが、8日に64.1度まで下がりました。

ところが、その後温度が再び上がっていて、▽10日午後9時に71.1度、▽11日午前3時と9時には71.3度と、注水量を増やす前とほぼ同じ高さに戻り、温度が下がっていないことが分かりました。

原子炉の底のほかの2つの温度計は、35度程度まで下がり続けていて、東京電力は、「燃料の冷却はできているので、もうしばらく状況を見守る。しかし、これ以上上昇したら注水量をさらに増やすことも考える」と説明しています。

福島第一原発では、去年12月、原子炉の温度が100度以下に下がったとして、政府と東京電力が「冷温停止状態」を宣言していますが、原子炉の状態は、依然、詳しく把握できない状況が続いています。
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by greenwich-village | 2012-02-11 23:51 | グリニッチ・ヴィレッジ

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