2007年 12月 17日
ブラジル
ブラジル北東部・バイーア州都サン・サルヴァドール・デ・バイーアの三分の二は黒人。アフリカからの奴隷の子孫たち、今もその伝統が活きついています。ヨルバ系文化の根本がカンドンブレ、キューバの「サンテリア」、ハイチの「ヴードゥー」と同根。
「サンバ・ヂ・ホーダ」というダンスがカーニヴァル・ダンスの元になり、サンバ音楽のルーツは、ガーナ・ガ族のドラム、パロゴ。
カンドンブレは、ヨルバ伝統を継承した宗教。「カンドンブレ」という言葉は、奴隷たちの宗教舞踊「カンドンベ」に由来し、神はオリシャと呼ばれるそうです。ヨルバの衣装、ヨルバの神々、ヨルバ語の歌、ヨルバのリズムでの祭儀。
バイーアのカンドンブレ人口は全体の90パーセント、ブラジル人の20%。
ブラジルの奴隷制は300年、19世紀の終わりまで続き、世界中で一番最後まで奴隷制を廃止しなかった国。
「ブラジル」と言う名は、「パウ・ブラジル」という染料になる木から来ているそうです。
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