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ラジオ頭

ラジオ頭_f0148098_2010307.jpg1975年発売のソニー社短波ラジオの傑作!「ソニー・スカイセンサー5900」。
小学生の頃、父親に頼み込んで買ってもらったのです。当時は大人でも欲しがるちょっと高価な代物だったのですが、我が父親も子供の頃には自前の鉱石ラジオを作っていた人なので、こういう機械に関してはわりとユルく、多分あっさりと買ってもらえたような記憶があります。

これは短波ラジオなので、基本的に海外の放送を受信できるように作ってあります。脇のダイヤルで大まかに捕まえた後、スイッチを切り替えて中央のダイヤルで細かく周波数を合せていきます。
目当ては、海外各国が放送している日本向けの日本語放送で、これをキャッチして受信内容を書いて放送局に送るとベリカードというポストカードが送られてきます。多くの短波ファンにはこれが宝物でした。(短波ファンという名前の月刊誌も出版されていました。)

ラジオのホワイトノイズから垣間聞こえてくる知らない外国からの放送は、子供のボクにはゾクゾクするほど何かとてつもなくファンタジックなものでした。その辺りから、ラジオ好きが始まり、外国文化に興味を持つようになったように思えます。

ラジオ頭_f0148098_20292978.jpg買うのとは別に、新しい音楽はFMからテープにエアチェックして聴いたりもしましたが、今や情報も音楽も素早く、ネットや携帯でダウンロード、パソコンからipodにファイルの時代ですね。

奇しくもラジオ頭、ロックバンド「レディオヘッド」の新譜が爆発的にダウンロードされているとのことです。まったくの新譜としてのこういう状態こそ、新しい音楽産業のあり方かもしれませんね。つまり従来のレコード会社も出版・ラジオ・テレビのマスコミも評論家も、前世紀の旧態然。


レディオヘッド、新作ダウンロードの売上が1日で12億円超え!?
[eiga.com 音楽ニュース] 

10月10日よりダウンロード配信が開始されたレディオヘッドの通算7作目となる新アルバム「In Rainbow」のセールスが、すでに120万枚を突破したようだ。バンド及びマネージメントからの正式発表はないが、関係者が「発売日当夜に120万枚を超えた」と明かしている。

今回のダウンロード販売は、購入者自らが価格を決めるという斬新な方式をとっているが、3000人以上のデータを集めたGigwise.comの調査によると、平均購入価格は4ポンド(約950円)とのこと。もし、950円で120万枚を売ったと計算すると、すでに約12億円のセールスを達成したことになる。バンドは現在、レコード会社との契約がなく、新作音源はバンドの公式サイトでのみ発売されているため、売上げの大半は直接彼らのもとに入る。また、バンドは今後もダウンロード数を公表するつもりはなく、UKチャートを管理するチャート・カンパニーにも報告していないため、「In Rainbows」がチャートに登場することはない

発売当日、フロントマンのトム・ヨークは公式サイトに「『In Rainbows』のダウンロードを楽しんでくれていることを願っているよ。やっと発売できてホッとしてるんだ。ご想像の通り、クレイジーな2週間だったからね」とコメント。また、ジョニー・グリーンウッド(g)は「早くリリースしたいと思っただけさ。確かに実験的ではあるけど、自分たちのためにやったまでだよ。音楽業界に反抗したとか、変革をもたらそうとしたとか大騒ぎされているけど、そんなつもりは全くなかったんだ。これまでのやり方に飽きちゃったっていう感じの方が近いよ」と話している。
by greenwich-village | 2007-10-17 20:46 | 音楽

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