戦争ほど醜いものはない

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二次大戦の徴兵兵隊は「お国のために死んでいった」のではありません。お国のために死んでいった、と共通認識伝搬しなければ、遺族はやりきれないので、政府や世間やご遺族もそう認識して納得させているのです。

アジア圏に攻め込んでいったのは大日本帝国・日本政府であって、アメリカが日本へ攻め込んで日本の領土を奪おうとしたわけではないのです。
日本が攻め込まれたなら「お国を守るため」に戦ったといえますが、二次大戦の日本政府は、アジア圏の植民地政策を非難否定されたので、アメリカに食って掛かって自ら攻撃したのです。
今風に言えば、バカの「逆ギレ」で、決してお国を守るために戦ったのではないのです。
ですから、二次大戦のどこも美化することはできません。美化しているのは三文小説・三文ドラマのねつ造話だけのことです。


植民地政策は、ドイツを除いた当のヨーロッパ諸国はさんざんやってきていて、イギリスもフランスもスペインもほかの国も、第三国に対して搾取をしてきてる歴史があります。
アメリカは国の成り立ち自体が植民地で、ヨーロッパ諸国・資本家たちによって、領地を先住民から巻き上げて出来上がっています。

二次大戦の日本への干渉も、決して正義ではなく、いまのアフガンや中東と同じ因縁です。
アジアの植民地侵略は非難されるものですが、日本が国力を増すと困ることになる、アジア人は白人の一段下でなければ、という発想が時の政権にはあったのでしょう。
それが証拠に、植民地政策をしていたヨーロッパ各国同士が、ヨーロッパの地で、互いの国の植民地政策を非難し戦争したことはありません。
植民地の奪い合いはあっても、ヨーロッパ人同士がそれに関して非難しあうことはなく、インド・中国はイギリスが、アフリカはフランスが、中米・南米はスペインが、と世界を植民地分割して住み分けていたわけです。
アメリカはそれらの血を引く正統的継承者でヨーロッパの息子です。

それをしていなかったドイツ、イタリア、日本が、二次大戦の悪の枢軸になった。諸国の真似をしてみたらとんでもないことになってしまった。

イギリス政府やフランス政府は言うでしょう。
「ナチ・ドイツはユダヤ人を大量虐殺した。とんでもないことだ。われわれは違う。われわれは、アフリカ黒人やインド人・中国人を殺さなかった。われわれはちゃんと、アフリカ黒人は売り飛ばし、インド中国から搾取した。
そういう意味で、ただ殺さず、有効活用している!!」

松本仁志などテレビタレントが安保擁護や反対派批判などしているようですが、「子供たちが手足吹っ飛んでいる写真で一言」なんてボケ笑いでもやればいい、出来るものなら。
平和ボケは視聴率商売で稼いでいる彼らであって、事の本質でもなんでもない。
ビートたけし以来、視聴率タレントを賢人論者に仕立て上げるのはテレビの常套手段ですが、思考も判断力も劣る類の視聴者になまじ影響力があるのでなんだかイヤな気分になります。

百田の「永遠のゼロ」特攻隊小説が売れて映画も大ヒットして、本人もその気になっているようですが、戦争に美しいものは一つもないのが現実です。
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by greenwich-village | 2015-08-10 09:44 | グリニッチ・ヴィレッジ

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