2015年 08月 07日
巨大産業のオリンピックは先進国なんかで開催しなくていい
オリンピック、パラリンピックの世界中の各アスリートとファン・応援の皆さんには大切なイベントなのはもちろんですが、開催に関しては、開催国や関係団体やテレビ局やスポンサー企業の利権でしかないのです。
昔からの持論ですが、オリンピックは「やりたくてもあと少しで出来ない途上国で開催すべき」と思っています。
そのための国際オリンピック委員会で、各国で融資しあって会場や治安、インフラ・交通手段などを整備する。少し貧しい国がそれを機会になんとか整備される。
国際的なスポーツの祭典を通して、途上国が少しでも発展する。そのために各国や各スポンサーが資金を融通し分け合い出資する。
途上国の子供たちにも目の前の素晴らしい競技で夢を与えることができる。
それが「現代的なオリンピックのあり方」じゃないだろうかと考えています。
結局、金のある国が持ち回り開催して、金のある国・人種だけが観戦して、国民はブーブー文句をたれて、世界的なスポーツ祭典だか何だかわからないのが、いまのオリンピックでしょう。
オリンピックは先進国でなんかやらなくていい。やったところでありがたみも喜びも薄い。あるのは無意味な見栄と強欲な利権だけ。
世界各国がお金を出し合って、途上国中心でやるべき国際事業だと思うのです。
どんな理屈を言っても、結局、われわれ先進国の人々が富も娯楽も環境も独占しているのです、スポーツの祭典でさえ。
<JSC>新国立工事費、「3000億円」設計会社提示無視
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設問題で、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が昨年5月、基本設計の概算工事費を過少に見積もって公表していたことが、関係者の証言で分かった。設計会社側が約3000億円と提示したのに対し、JSCは資材の調達法や単価を操作するなどして1625億円と概算していた。(毎日新聞)