めくらのブレイク

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めくらのブレイク

ロックファンならロバート・ジョンソンの名前くらいは知っていると思います。エリック・クラプトンはアルバムまるまるロバジョンのカヴァーをしてますし、キース・リチャーズ曰く「ブルースがどんなにいい音楽家って?これだよ、これ」といって自宅に写真を飾っています。ジミヘン然り、諸氏然り。
戦前ブルース/カントリーブルースでロバート・ジョンソンは後のロックミュージックに絶大な影響を与えていますが、そういう黒人戦前ブルースマンたちの中でも、ロバジョンと双璧をなすほど素晴らしいのが、ブラインド・ブレイク。
私個人は、ロバジョン以上に好きです。


ロバジョンがスライドギターを多用したのに対して、ブレイクはラグタイム・ブルースといってピアノ演奏のようなギターを奏でるブルースマンです。曲もブルースばかりではなく、ラグタイムピアノをギターに写し取っているので「なにかノスタルジックな古い唄」といった感じで、それほどブルース好きでなくとも親しみやすいと思います。
ロバジョン同様、この演奏を一人でギター1本で奏でていますから、そりゃもうとんでもない。とんでもない内容なのですが、そのとんでもなさを感じさせないで当たり前にさらっとやっているのがまた凄い。
「どうよ、オレ、ギターこんなにうまいでしょ、すごいでしょ」なんてシロウトによくあるさほど上手くもない見せびらかしがまったくない。

芸能・演芸・エンターテイメントとして、こういう黒人たちが戦前ブルース/カントリーブルース/デルタブルースにうようよいました。
ちなみに、ブラインドとかスリーピーとかつく人は盲目の人たちで、スキップとかつく人は片足だったり、体に障害がある人たちですが、健常者に真似できない技とユニークな個性で障害を克服して、それ以上の何かを残してくれています。

いわきにもかつて一人だけ、こういうギターが弾ける人がいまして、シャイな性格だったのでほとんど人前で弾くことがありませんでしたが、運よく一度聴かせてもらったことがあります。「この人は根っからブルースが好きなんだな」といった素晴らしい演奏を酔った勢いで興が乗って聴かせてくれました。デルタブルース、スライドギター、フォークブルース、ラグタイムブルース、めくるめく様々な奏法から響く彼のギター、彼のブルースが今も耳に残っています。

では、ブラインド・ブレイクをどうぞ。






Blind Blake - Diddie Wa Diddie

Recorded by guitar whiz Blind Blake and later covered by Hot Tuna and Ry Cooder.


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Southern Rag - Blind Blake (1927)

"Blind" Blake born Arthur Blake; 1896, Newport News, Virginia - December 1, 1934,...


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You Gonna Quit Me Blues (Blind Blake, October 1927) [Remastered]

* You Gonna Quit Me Blues * Blind Arthur...


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by greenwich-village | 2015-08-04 10:51 | グリニッチ・ヴィレッジ

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