響き  2014年のロックミュージック



ロック音楽の最大の特性は、一言で言えば音楽習俗のルーツ性・民俗性・地域性から極力解放されているものと言えるでしょう。
否応なしにフィードバックされる何がしかの習俗文化・同胞幻想を切り離して、風俗習慣、環境文化、血や人種民族に一切とらわれないもの。限りなく可能な限り、その個人個人の自由を追い求める表現。
それが“現代音楽”としての様々なロックミュージックの唯一最大の魅力で、醍醐味で核心で、世界中の異文化の人同士が共鳴できる理由で、ロックがロックとして有効な由縁です。
ただ、多くの英語圏の人たちがロック音楽を試行してきたので、一般にロック=アメリカ、イギリスになっています。確かに、英語で歌われていますから、言葉の発音が持つ語感・語呂がもっている音楽性は、日本語ではなかなか感じ難い。
それぞれの言語の、発音する・声に出す言葉は、リズムやメロディーを持っていてそれそのままが音楽的、というよりも言語自体が音楽で、その言語で試行してきたので英語圏のロック音楽は耳になじみますが、上記のように、言語の響きが持つ音楽性から解放されるのもまたロック音楽でしょう。
いずれにしても、文章や文字とは違い、あくまで発音する言葉という音楽性と音楽自体のメロディやリズム・演奏、これらはすべて「響き」ということです。
音楽は聴く者の耳へ、感情にも思考にも肉体にも「どう響かすか」ということです。
歌詞や訳詩に素晴らしい内容のものがありますが、音楽として唄われるときには一つ一つを吟味している反射神経はありません。音楽は瞬時に流れていきます。目をとめて読み返すような時間はありませんし、何かをしながら、酒を飲みながら、車を運転しながら、ライヴでパフォーマンスを見ながら、の音楽です。
そこで聞こえるのは、歌であれ演奏であれ、「響き」です。
ロック音楽の、不可能かもしれないが可能な限り自由を求める表現、が創出している「響き」。響かなければ上手いも下手も、プロもアマも、音楽も表現も何もない。
拡大すれば、あらゆる類の実に多くのことが、この「響き」なのだと感じます。
響かなければ何も始まらないし、何も伝わらないし、何も生まれない。


ロックミュージック、御年70歳よわいの、2014年のニール・ヤング爺。
響いていますか。
KEEP ON ROCKIN' IN THE FREE WORLD !!





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by greenwich-village | 2015-04-09 11:52 | グリニッチ・ヴィレッジ

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