のぼせ上がった民を巻き込むことで、時の政府は責任を免れる


のぼせ上がった民。

現代以前まで、民によって民を殺すような戦争はなかった。
戦は侍・兵隊の俸禄給金をもらう職業なり身分なりが行った。民が民と争い殺しあえば、人口が減り経済的に打撃になる。勝とうが負けようが、民を殺すことは敗北になる。
官が官のためだけに、民から金なり作物なり労役なりを搾取することは昔からいまも続いているが、搾取する側がいなくてはならない。民は労働することが本分だ。
戦争は侍・兵隊がした。
徴兵というシステムを整え、現代戦争はその仕組みを変え、民によっての民の殺し合いになった。
民は兵隊や侍のつもりで、お互いの民を殺しあう。


憎しみは代々の諸大名や諸王の間だけの遺恨ではなくなり、なんの遺恨もない無関係な互いの民の憎しみや悲しみに増幅していった。
そうやって現代戦争は人間的に極めて危険な装置を構築した。

「民を巻き込むことで、国家と体表者たちはその責任を免れる」

戦争地域やいまの民同志での反感情・悪意・ヘイトスピーチ・デモは、現代戦争の遺産で、民の本質とはまったく無関係なものだ。
もともと民は、無関係に暮らしていた。たとえば、アマゾン原住民の暮らし方そのものと我々の暮らし方それぞれに関係性はない。
互いの国家が駆り出し、民が参加し殺し殺されたとき、負の関係性が生まれる。
駆り出すのは時の政府・政治家、抽象的には国・官だ。

民が憎しみあうことに国は責任はありません、といったところだ。
また、都合よく、憎しみ合うのなら後押しもする。
武器兵器や世界秩序や洗脳や経済などだけではなく、現代戦争はそういうシステムのことだ。

答えは、憎しみが生まれる類のシステムには一切参加しない、ということだ。
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by greenwich-village | 2015-04-03 12:08 | グリニッチ・ヴィレッジ

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