2013年 12月 05日
バランスを失った国民
圧倒的な議席数を与えたのは私たち国民です。
この圧倒的議席数がある限り、今後どんな法案でも通るのです。
秘密保護法はつまり、この圧倒的議席数による権力・中央集権を強化する外堀・大枠なのです。
今後この大枠の中身は、どのようなこと・どのような法律であれ秘密裏に進めることができるのです。そして圧倒的議席数によって成立できるのです。
「そんな馬鹿げたこと」と思われるでしょうが、それが国益であると大枠の中にいる者たちが思えば、どんなことも成立するのです。
治安維持法はもとより、例えば徴兵制/青少年育成法なども可能なのです。民主的な選挙制を改正することも、戦中の大本営のように非常事態に関する公表も権力者の都合のいいようになるのです。...
こういう秘密保護法を成立させるのは、国民によって圧倒的な議席数を手に入れた与党です。
圧倒的一人勝ちの与党は、我々国民によって生まれたのです。これは戦争に突入していったかつての政府と同じ轍にあるのです。
圧倒的多数、が危険を生むのです。共産国または軍国のように独裁を生むのです。
日本はいま、独裁へ向かってまっしぐらの状態です。
独裁・圧倒的多数は、劣化させ鈍化させ腐敗堕落させます。
スポーツでも企業でも国家でも、均衡のバランスがあるからこそ危うさは回避され、各々がより良いものを考え行動するのです。
各々が切磋琢磨し、各々がより喜ばれるサービスや商品を考え、各々が国民の生活を考慮して、均衡のバランスから良質な物事を提示するのです。
圧倒的多数にはそのバランスがありません。
バランスがない国を選んだのは、私たち国民です。