世界と脳みそ/すべては“脳”によって生まれる

脳みそが新しくならなければ、世界は新しくならない。脳みそが古いままなら、世界はいつまでも古いままだ。世界が脳を更新するのではなくて、脳が世界を更新する。

作曲と演奏

 作曲は脳が担う知的作業だが、楽譜を書いて記録したり、楽器を弾いて現実の音を確認する行為が伴うのが普通だ。いまや、そうした作業が不要となり、思考と曲作りが直結するようになったという。

 脳波記録(EEG)用のヘッドギアを装着すると、脳の活動で生成される電気信号が記録され、コンピューターに無線送信される。着用者の訓練次第では、脳の信号で特定のコンピューター操作を行うことも可能だ。

 例えば、コンピューター画面のボタンを押す動作を思い描くと、その脳波をソフトウェアが認識してボタンを押す実際の操作と結び付けることができる。

 作曲を行う場合は、脳波と音符や音が関連付けられる。この技術が確立されれば、譜面を思い浮かべるだけで、その音楽をコンピューターで再生できるようになるという。


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脳波制御の応用、5つの例
2013年9月1日(日)0時0分配信 ナショナルジオグラフィック


 人間同士で機能する世界初のリモート・ブレイン・インターフェースが、アメリカのワシントン大学で今週開発された。研究チームのラジェシュ・ラオ(Rajesh Rao)氏が、インターネット経由で自分の脳波を送信、別の場所の同僚の手を動かす実験に成功したという。

 脳波を利用し、インターネット経由で他人の体を操る画期的な成果だ。しかし、特にヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)の世界では、既に応用されている脳波制御のテクニックもある。

 以下に、5つの例を紹介しよう。

◆作曲と演奏

 作曲は脳が担う知的作業だが、楽譜を書いて記録したり、楽器を弾いて現実の音を確認する行為が伴うのが普通だ。いまや、そうした作業が不要となり、思考と曲作りが直結するようになったという。

 脳波記録(EEG)用のヘッドギアを装着すると、脳の活動で生成される電気信号が記録され、コンピューターに無線送信される。着用者の訓練次第では、脳の信号で特定のコンピューター操作を行うことも可能だ。

 例えば、コンピューター画面のボタンを押す動作を思い描くと、その脳波をソフトウェアが認識してボタンを押す実際の操作と結び付けることができる。

 作曲を行う場合は、脳波と音符や音が関連付けられる。この技術が確立されれば、譜面を思い浮かべるだけで、その音楽をコンピューターで再生できるようになるという。

◆携帯電話の着信管理

 ルジェロ・スコルチオーニ(Ruggero Scorcioni)氏が開発した通話管理アプリ「Good Times」は、まるで有能な個人秘書のようだ。携帯電話ユーザーの脳波を解析、忙しい脳波レベルであるベータ波が観測された場合は着信を遮断する。

「Good Times」は、今年のAT&Tモバイル・アプリ開発者イベントで賞を受賞。脳波で動く猫耳玩具「necomimi」をヘッドセットとして利用し、脳の活動を監視。ユーザーが多忙と判断すると、着信がボイスメールに転送される。

◆3Dオブジェクトの作成

 チリの新興企業シンカー・シング(Thinker Thing)社は、最新の3Dプリンターを利用し、脳波だけで3Dオブジェクトを作成する試みに世界で初めて成功した。

 同社のシステムは、脳波解析用のヘッドセットとしてアメリカ、エモティブ(Emotiv)社の「EPOC」を採用。自社開発のソフトウェア「エモーショナル・エボリューショナリー・デザイン」は、コンピューター画面に「基本となる組み立てブロック」を表示する。

 基本ブロックの形状変化に合わせてユーザーの感情が肯定的な反応や否定的な反応を示し、それに合わせて形状が「進化」する。ヘッドセットから読み取った脳のフィードバックに従い、気に入らない形状は排除され、好感度の高い形状のみ変化を続けて発展する仕組みだ。このプロセスは、設計者の好みに合わせて最終的な3Dオブジェクトが作成されるまで続く。

◆車椅子の操作

 手足が不自由でも、意識がしっかりしていれば、脳波を使って車椅子を自在に操作できるようになる。この夢を実現する研究は、何年も前から世界各国で行われてきた。

 2009年には、日本のトヨタ自動車と理化学研究所が脳波で動く電動車椅子を発表。ヘッドギアで脳波を読み取り、125ミリ秒で進行方向を指示する命令に変換する(精度95%)。

 スイス連邦工科大学ローザンヌ校の研究チームは、トヨタ/理研のコンセプトに「共有制御」という発想を追加。同チームの車椅子向けソフトウェアは、周囲の障害物を解析し、その情報を脳の命令と組み合わせて衝突などを防止する。

 このシステムのソフトウェアは、1度受けた進行方向の指示を状況に応じて自動的に反復処理する。継続的に指示を出さなくても車椅子を操作可能で、利用者の負担が軽減される。

◆筋電義肢

 ヒューマン・マシン・インターフェースの実用化が進み、人間の体の一部として利用され始めている。最新の義肢は、残存部の神経を接合する方法で装着者の神経系と連携するため、普通の腕や足と同じような自然な「接触」の感覚があるという。

 この義肢は装着者の脳に感覚信号を送る。この仕組みで自然な「感触」が再現されるため、利用者は視覚だけでなく接触の感覚に応じて義肢を操作することが可能だ。買い物袋から何かを取り出すなど、誰もが普通にやっていることを自然に行うことができる。

Brian Handwerk for National Geographic News
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by greenwich-village | 2013-09-01 09:30 | グリニッチ・ヴィレッジ

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