初期衝動の“やっちゃったぁ”感

マイルス・デイヴィスがマクラフリンを起用したとき「初めてギターを手にしたかのように、まるでギターが弾けないかのように奏でてくれ」と要望した。マクラフリンは要望通り、まるでギターが弾けないかのようにギターを弾いた。マイルスも初めてラッパを吹いたかのようにトランペットを鳴らした。他のメンバーも同じように各パートを奏でた。
だから、その音楽に新しさが生まれた。新鮮さが宿った。
一般的な多くの新鮮さは、無知と拡大再生産やサンプリングに正比例する。
「初期衝動」なんて言葉はいともたやすく誰でも簡単に使えるが、経験値とテクニックを持ちながら「初期衝動」で行動することは最上級に難しく至難の業だ。
それを“あ~、やっちゃったぁ~”とき、殻や型は破れてしまう。
破れてしまう、のであって、破るとか破られるとかではない。意図せず破れてしまう、のだ。
意図したネラった感ならすぐに見透かされる。あくまで“やっちゃったぁ”感だ。赤ちゃんが振舞うようなものだ。

ジョン・マクラフリン&マハヴィシュヌ・オーケストラ
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火の鳥



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by greenwich-village | 2013-01-27 01:21 | グリニッチ・ヴィレッジ | Comments(0)

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