NICO―ニューヨークの仄暗い部屋の妖精/新宿の古いソファの上の黒い猫―浅川マキ

薄ら寒いなんだかはっきりしない空模様のはっきりしない季節に聴こえるのは、ウォーホールも夢中になったニューヨークの妖精・運命の女、故NICO。
セカンドは不協和音ノイズで歌ってニューヨーク・アヴァンギャルド色が強いですが、このファーストアルバムはニューヨーク・フォーク/アコースティックでわりと聴きやすい。
とは言っても彼女独特の空気感・世界観そしてこの声なので唯一無二、それだけでアヴァンギャルドといえばアヴァンギャルドで掴みどころがないのがまた魅力的。
モデルでもあるから当然フォトジェニックで、なんとも倦怠感・虚無感漂うミス・ペイルブルー・アイズ。
この手の空気を持っているのは、元気で力いっぱいで明るくて若年齢化した無理やりしがみつくような歌ばかりの日本だと、故・浅川マキさんくらいか。

この突き放した・突き放された感じが、彩光少ない低い曇り空に響く疲れきった足音そのもの。

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ニューヨークの仄暗い部屋の妖精
NICO





新宿の古いソファの上の黒い猫
浅川マキ




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by greenwich-village | 2012-10-29 10:13 | グリニッチ・ヴィレッジ | Comments(0)

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