秋の夜長のティム・バックリー/アシッドフォーク・フリーフォーク

ティム・バックリー  グッドバイ&ハロー/ハッピー・サッド
f0148098_21435384.jpg


若い世代のロックファンたちには息子の故ジェフ・バックリーのほうが馴染みがあるかもしれないけれど、こちらはその父親の元祖アシッドフォーク/フリーフォークのティム・バックリー。

フォークスタイルでも圧倒的にフリーダム。フォークギターを弾くからフォークソング、というわけじゃないという証。強面でエレキギターでハードロックな音でシャウトしても何にも危なくない歌謡曲ってものもいっぱいある。

ロック音楽のフィーリングって、曲構造や音色、アレンジや音圧じゃなくて、耳に入った時に感じる危なさ危うさ、居心地の悪さ聴きづらさ。万人に誰かにウケようなんてまったく思っていない姿勢。発想や曲作りや歌や演奏。

プロデューサーが冷静で客観的な頭脳ならば、ロック音楽のミュージシャンは本人が感じている抽象的なヴァイブ/フィーリングをどうにかして掴んで具体的な形にしていく肉体的作業。絵描きが絵を描くようなもの。

だから何らかのフォルムの焼写しはない。フォルムのコピーにはヤバさはない。コピーバンドやパクリ曲やカラオケには楽しさはあっても、危うさヤバさ居心地悪さは皆無でしょ。

その人の個人的なフィーリングむき出しだもの、ロック音楽は聴きづらくて当然。聴きづらいから、クサビのように打ち込まれて引っかかる。それがロック音楽。

手を取り合わない個人的なものだから、必然的にイビツ・乱調・拒絶で上等。飽くまでストレンジなフィーリング。





[PR]
by greenwich-village | 2012-09-26 22:23 | グリニッチ・ヴィレッジ | Comments(0)

CD レコード 楽器 書籍 家具 器 インテリア ヴィンテージアイテム


by グリニッチ・ヴィレッジ