ワークソング/小唄/兵隊ソング/作者不詳

巷にあふれまくっているメッセージソング、ラブソング、プロテストソングの類ではなくて、ワークソング。

今のようにカラオケが当たり前で、カラオケ的をねらっているようなものではなくて、働きながら口ずさんだり、たまの余興に仲間たちと手拍子で歌うような唄。
オレの話を聴け、といったような新興宗教よろしくミュージシャン様さま、一体感マスゲームのようなオーディエンス、次から次へとカラオケ的な歌手と歌いまくるお客様。

きつい仕事や運命に、ざれごとではあるけれど、替え歌皮肉憧れ悲しみ風刺を揶揄して、本人たちが唄ったワークソング。
どんなメッセージソングよりもメッセージだし、どんなラブソングよりもラブソングの、ワークソング。

復興には多くの人たちの労働が必要で従事しているけれど、軍隊やもちろん戦争を讃美してはいけないのは当然。
東京から真っ先に逃げ出したもともと右傾なおかしなフォークシンガーが先導して表彰までされてるけれど、行き過ぎたらおかしなことになる。
現場の隊員さんたちには私も感謝しているが、上の連中は右傾な軍隊もどきだから。

小林旭の歌唱は基本的に明るいので、スカッとカラッと抜けのいい調子で響く。そこがまた、当時の兵隊さんたち本人の諦めや諦観のように聴こえたりする。
数多ある炭坑節なども同じ。先日の海中トンネルの事故もそうだが、現場の作業は死と背中合わせ。

なにより物語るのは、これらの唄が、作詞:作曲共に不詳ということ。
不詳だからこそ、多くの人たちの心が塗り込められている。
誰が作ったなんてどうでもよくて、口々に歌い継がれて伝わっていったもの。POP文化の産業システムとは全く異なるもの。

作者不詳。

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小林旭歌唱がYOUTUBEになかったので、ほかの人の歌唱で、アルバム収録曲から。


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by greenwich-village | 2012-02-13 10:18 | グリニッチ・ヴィレッジ | Comments(0)

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