年の瀬のラブソング/ジョリー

先日、スタンダードなジャズソングで有名なソングライター、コール・ポーターの伝記映画を見たのですが、彼の作る曲、ラブソングばかりなのですが、これまたほとんど奥さんに向けて作ったものでした。

生涯、老いてもなお作詞作曲したそれらの曲は、ただひたすら自分の奥さんをイメージして、奥さんに向けて作ったものでした。

その熱烈さと言えば、オノ・ヨーコへのラブソングを唄うジョン・レノンどころではありません。
と同時に、コール・ポーターは同性愛者でもあって、奥さんも彼の才能は勿論それをも認めていて、こちらもオノ・ヨーコどころではありません。

興味深かったのは、コール・ポーターといえばスタンダードになったようなメロディを作る作曲家のイメージがあったのですが、作詞もしていて、むしろ歌詞・言葉を大切にしているところがあって、歌い手に指導しているのです。
プロデューサーが「大衆受けして売れればいいんだから」といえば、うんざりした顔で「I LOVE YOU」というラブソングを「わかったよ、こんなんでいいんだろ」と嫌々ささっと適当に作る。それがまたヒットしてしまう。

最も個人的だからこそ、最も普遍的なものになりうる、スタンダード化するラブソングとはそういうものです。

曲は、当時つき合っていたクインシー・ジョーンズの娘に、アルが捧げたラブソング。

ジョリー   アル・クーパー


[PR]
by greenwich-village | 2011-12-16 23:17 | グリニッチ・ヴィレッジ | Comments(0)

CD レコード 楽器 書籍 家具 器 インテリア ヴィンテージアイテム


by グリニッチ・ヴィレッジ