潮流/どこか遠くの距離からではなくて、立脚する足元だ

首都は昔から沢山の人たちが密集してさまざまなものが蓄積されていた場所だから、おそらく至る所で、地面に蓋をしたアスファルトを40センチも掘り起こせば怪しげなものがわんさか出てくるだろう。

処理場、軍事施設、医療施設跡だとか他、アスファルト/コンクリートで蓋をしているだけ。

キレイであっても蓋は蓋だから、あっという間に液状化する。

工業地帯にしても、夢の島にしても、お台場にしても、築地市場移転地にしても、地中には良からぬものが充分に染み込んでいるわけで、都そのものが、風評物質で構築されているといっても過言ではないわけだ。

危ないのはいつも、どこか遠くの距離からではなくて、立脚する足元だ。

優柔不断な日本国。

是か非か、ではなくて、拒むことも快諾することもできずに、自己判断の方向性・展望・腹も決められずに、説明・説得もなされず、まわりの顔色をうかがい意味も見出せずにただ流されていく。

TPPは、そんなところだ。
安保や基地問題が刑事的であるならば、TPPは民事的。

どちらも、基本的にアメリカの都合・問題消化のために、アメリカがひねり出した策。
日本から、また参加他国から、そうしよう!と言い出したものではない。

アメリカは世界的共通問題の京都議定書からは平気で離脱するが、こちらは半ば強制的でもある。
それにしっかりと「是か非か」と答えられない、恐る恐る流されてただ乗っかってみようか日本の優柔不断。

グローバリズムでもナショナリズムでもコミュニズムでもデモクラシーでもいいけれど、どうもこの国はアメリカ以下諸外国に対しての顔色伺いばかり、同胞自国民に対しての意識が低いように見える。

アメリカは知ってのとおり、自国だけでは立ち行かなくなっているから、リーマンバブルの時のように外国資本目当てで自国民の低迷・反発をさけようとしているわけだが、輸入・輸出の同じリスクを背負っての日本は、その先に自国民の安定を考慮しきれているか。

方向性がないまま意味もなく列強の潮流に乗っかった果てが、ご存じ第二次世界大戦。

時代の潮流はあるが、それに対しての方向性・意思・未来性を持たなければ、流れ流され沈没する。

庶民コマーシャリズムで、たとえば牛丼の値段の推移を引き合いに出して説明するような経済専門家の話には何もない。

輸出したい経団連の話にも、輸入を拒みたい農協JAの話にも、何の方向性もない。
村社会での、日銭と関係者人間関係での、是非というだけの話だ。

時代の潮流は確実にあるから、その潮流に乗って自国民の未来のためにどういう方向へ向かおうか、という仕事・意思決定をすべき政治家・関係官僚も、DNAレベルでの列強コンプレックスと潮流に対する不断の考慮が欠いていたせいで、顔色伺いでアタフタ。

憧れの舞踏会でタキシード姿なのに泥だらけの裸足、といった具合。


それではあまりにも酷いということで、マズいものは穴を掘って埋めてしまって、あわてて舗装して地面に蓋をした。ほら、こんなにキレイになりました。

けれど、国際社会の舞台のあちらこちらで、日本の線量計はちゃんと振り切れる。



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福島第1原発で核分裂の可能性 キセノン検出、ホウ酸注入

2011年11月2日 05時59分 (2011年11月2日 06時25分 更新)


東京電力は2日、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の気体に放射性キセノンが含まれている可能性が判明、核分裂が起きている恐れが否定できないとして、原子炉に核分裂を抑制するホウ酸水の注水を始めたと発表した。
原子炉の温度や圧力、放射線量を測定するモニタリングポストの値には変動がないという。
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by greenwich-village | 2011-11-02 11:53 | グリニッチ・ヴィレッジ

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