「自己と環境」を同化させる二十歳の若者たちの、将来を想うハンガーストライキ

大臣が県知事に謝罪、などという記事がよくある。

国や自治体は、民間団体や会社ではない。
殿様か!
長に謝罪すれば治まるわけではない、ということをまったく理解していない、旧態の悪しき因習だ。
我々は、国や県知事や市長によってカテゴライズされているわけではない。

今回も、枝野氏が前大臣の「死の町」発言を佐藤福島県知事に謝罪、という記事が出ている。
まったく馬鹿げた話だ。
県知事が了承納得したからと言って、それはあくまで県知事個人の話であって、長の納得が県民や国民の納得になるものではない。
それを本気でそう考えているのなら、権力自惚れもいいところだ。
とりあえずのパフォーマンスなら、愚の骨頂。

外国の圧力に承諾納得する国の長の頭も同じ。
あくまで総理大臣個人がそうしただけであって、決して国民の納得ではない。


「死の町」発言はともかく、
県知事や市長に謝罪して何になる。お互いのパフォーマンス以外にない。

そもそも福島県知事は、民主党で原発推進派側だ。
今更の、この期に及んでのそんなパフォーマンスは、お中元・お歳暮のようなもの。
頭を下げるなら、以前から反対派・反対運動をしてきた人たちに下げるべきだろう。
そして、県民にも国民にも。

頭を下げ合う大臣と県知事、国会議員と県会議員、息のかかった県連と市議連、市長。
だいいちわざわざ出向いてそんな時間があるなら、その分とっとと問題解決を進めろ。
頭を下げ合っても、線量は下がらないし汚染土壌ガレキは片付かない。

それにしても、再処理燃料は受け入れられても、中間処理施設は受け入れられない、って話は、つまりはお金にならないからってことなんでしょうかね、佐藤知事。
パフォーマンスかまったくの無能か、寝耳に水と驚くほどの話じゃなくて、普通なら予測がつくこと。
今の日本に、福島原発地域以外に放射能の墓場を作れる場所はどこにもないでしょう。
30年後か50年後かに放射能が消えて、そこから地域復興が始まってさらに20年、やっと人間が普通に健康に安心して生活できる死の町じゃない町、というのなら、受け入れられないでしょうけど。

その間、中間処理されない汚染物は日本各地に放置されたまま、生まれたばかりの子供たちも生きていればすっかり老人になってしまうなぁ。

今の大人たちで生きている人はほとんどいなくなっているから、「後のことなど知ったことか」ということなのかなぁ。


出向くほうも出向くほうだし、迎えるほうも迎えるほうだ。
旧世代による、引きつった下らない時間の無駄が続いている。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


“線は引かれた  呪いは投げられた  今は遅いものでも  後には早くなるだろう

今この時が  後には過去になるように  順位は足早に入れ替わり

今 最初のものは  後には、最後のものになるだろう

時代は変わっているんだから”




下の動画は、リンクの「DRIP DREAMS LOGBOOK」からのコピー。


これからの世界を作っていく二十歳の若者たちの、真摯な、力強い、そして静かな、将来を想うハンガーストライキ。
彼ら世代が、新しい時代を開拓していく。日本は新しくなっていく。

彼らの、「自己と環境」を同化させる試みによって、社会は再び「自己と環境」が同化したものに刷新されていく。そうあることを望む。


時代は変わる。
時代を変えなければならない、といった強制はまったくいらない。
変わらなければと個々人が感じるとき、時代は自然に変わっていく、確実に。

彼らの、若者たちの“力”こそ、新しい力だ。
彼ら新しい世代の人たちと共に、時代は変わる。


こちらのホームページも右下に外部リンクしたので、ぜひどうぞ。






『今回のハンスト概要』人数:4人

年齢:19歳~22歳

期間:10日間(240時間)

日時:9月11日17時~9月21日17時

飲食:水と塩のみを摂取



<座り込み>

場所:経済産業省 正門周辺

日時:9月11日は17時頃~20時頃

   9月12日~21日は8時~17時半




『声明文』声明文は請願書として9月11日提出予定でしたが、手違いで提出できないことになりました。

12日以降に申し入れ書と共に経済産業省に提出できるよう調整中です。





声明文



福島第一原子力発電所の事故で多くの方が故郷を追われ、また、暮らしそのものを奪われました。この原発事故が収束するまで、放射能が大気中と大地と海に垂れ流しにされます。



一度事故が起きてしまったら取り返しがつかなく、誰も責任が取れないことが明確になりました。



それだけではなく、原発は事故が起きなくても大量の温廃水などで自然環境を破壊し、何万年も管理しなくてはいけない大量の核のゴミを生みだします。



私たち若い世代には、すでに日本の54基の原発が生んでしまった、半永久に消えることない核のゴミと福島原発から漏れ続けている放射能を残されてしまいました。



しかし震災後も、新規立地計画されている上関原発建設予定地では、休みなく原発建設のための環境調査工事を進めています。

泊原発も国民になんの説明もなく営業運転を始めてしまいました。



私たち若い世代は、原発の負の遺産をこれ以上背負いたくありません。

そして最も放射能の影響を受ける子どもたち、その子たちに繋がっていく命に、これ以上の負の遺産を残したくありません。



私たちは命の糧となる自然や、命そのものを大切にすることを政策に反映してもらうように請願し、ハンガーストライキを10日間行います。



これは、これからこの地球で生きていく私たちの願いです。







請願内容



内閣総理大臣 野田佳彦 様

経済産業大臣・原子力経済被害担当大臣 枝野幸男 様

文部科学大臣 中川正春 様

外務大臣 玄葉光一郎 様

環境大臣・原子力発電所事故収束及び再発防止担当大臣  

・内閣府特別担当大臣(原子力損害賠償支援機構) 細野豪志 様



•上関原発をはじめとする新規建設計画を白紙撤回してください。


•放射線量が高い、福島県内や周辺の県に住む方々の健康管理や避難後の生活面での保障、また事故による損害の補償を行なってください。


•各原発の再稼働を検討する前に、原発事故の危険性と事故の責任の取り方を全国民に説明してください。


•福島第一原発のような悲劇を、他国で繰り返さないため、原発輸出はやめてください。


•原発、もんじゅ、再処理工場など全ての原子力施設の廃炉と省エネ・自然エネルギーの社会に向けた方針へ転換してください。


以上



【請願者】             

山口県上関町民  岡本直也(20)

千葉県民     米原幹太(21)

愛知県民     関口詩織(19)

大阪府民    竹之下惟基(22)

大阪府民      松村元(20)

兵庫県民      釣琴美(27)

和歌山県民     田中希(17)

大阪府民     岡野朱里(19)

兵庫県民    児島げんき(18)

和歌山県民    深尾明加(18)

  東京都民     高橋雄也(20)

東京都民     佐倉直人(20)

兵庫県民     後藤樹声(16)

兵庫県民    児島いのり(20)

兵庫県民      谷幸穂(18)

山口県上関町民  東条雅之(27)

埼玉県民     須賀紗彩(20)

東京都民     河野夢以(18)

東京都民     藤原皓平(28)

埼玉県民     内田麻美(27)

大阪府民     久保陽平(18)

兵庫県民    児島こころ(22)

東京都民     山本雅昭(22)

宮城県民     清水るか(17)



以上、24名




時代は変わる





お集まりの皆さん方よ  君がさまよう至るところで
君を取り巻く水かさが増しているのに 気がつきなさいな 
そうすれば すぐに判るはず  君が溺れてしまうだろってことは
もしも命が惜しければ  泳ぎ始めたほうがいい
愚図愚図してたら  石ころのようにしずんでしまうから
ともかく、 時代は変わっているんだから

お集まりの作家や批評家達よ  ペンで予言する者たちよ
両の目を大きく見開くんだ  チャンスは二度とこないから
あまりに早く喋りだすなよ  まだ車輪は回っている最中
名前すら付けられていないのだから
今は敗者であっても  後には勝者に成るともかぎらない
とにかく、 時代は廻っているんだから

お集まりの衆議院 参議院の議員さん方よ  どうか呼びかけに気を付けて
"どうか戸口に立たないで"  "どうか広間を塞がないで"
さもないと傷ついた者たちが  立往生してしまうじゃないか
外は戦場となり  急襲されている
直ぐにもそれは窓を揺すり始めて  壁さえがたつかせ始めるだろう
とにかく、 時代は変わっているんだから

お集まりのお父さん  お母さん達よ  国中の両親たちよ
理解できないことならば  どうか批判は止めとくれ
君達の子供達は  命令に従わされて
君達の古いやり方は  足早に年老いていっている
もし手助け出来ないと云うのなら  新しいやり方に手出しはしないでほしいんだ
とにかく、 時代は変遷していくんだから

線は引かれた  呪いは投げられた
今は遅いものでも  後には早くなるだろう
今この時が  後には過去になるように
順位は足早に入れ替わり
今、最初のものは   後には、最後のものになるだろう
とにかく、  時代は変わっているんだから

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Commented by ほぴ村 at 2011-09-20 00:13 x
この若者達にも意義申し立てする権利は十分にあるよ。むしろ彼らにこそある。放射能の影響が10万年続くとしたら、10万年後に生きるものたちに非難されるのは彼らも同じだから。
Commented by greenwich-village at 2011-09-20 01:01
9月9日に書いたんだけど「反感情は、現場との物理的距離に正比例する」というものに若干の訂正を加えるとしたら、“物理的距離、および生涯時間”となる。こういう書き方をしているのは、直接的に書くと忍びない部分もあるからだけど、反原発やデモは福島原発から遠くに行けばいくほど起きているし、意識も高くなっている。ほんとうは、避難地域こそ反原発のはずなのが、そうならない理由は言うまでもない。
年齢的にも、若い世代のほうが圧倒的に意識が高い。一般的に生きていく時間が少ない者の方がやはり希薄になる。原発地域である程度の年齢の人に「反原発」を公言している人は多くはないだろう。
この若者たちの言動にはとても感動を覚えるよ。自分たちのことであり、同時に、まわりや世界の人のことであり、未来・後の世のことであり、「自己と環境」が結びついている。
「自己と環境」は「自分と外世界」ということだから、自己でありながら自己本位に陥らない。どちらも同時に救われる。彼らにはそれを感じる。
地域住民の経済事情や原発関係従事者の生活・家庭も救われてこそ「反原発」と思う。僕としては、「反原発」以上に「反依存」という意見だ。
by greenwich-village | 2011-09-13 23:58 | グリニッチ・ヴィレッジ | Comments(2)

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