浄土 / 浄夜

浄土。

仏陀はあの世のことなど一切語らないし、キリスト教の“天国”とも違う。

“救い”の裏返しは“闇雲な脅し”でしかない。

のちの仏教思想で作り上げられた来世“あの世”のようなファンタジックな頼りない絵に描いた餅のようなお話は、未だ死んだことがないので、当てにするだけ饒舌な占い師・錬金術師たちに現世この世を搾取されてしまう。
誰もあの世から来たわけではなく、占い師・錬金術師も現世の生業だからタダではない。あの世商売で現世を享受する。

現実の、汚染された環境・大地・土地を浄化する、洗浄する、浄める。それこそ“浄土”。
浄められた土地と、浄められた夜。
もともとあったありふれた日常生活の空間と時間、環境、生態系。

今を生きている者として、概念の中の“柳の下のあの世”に救いを求めるのに使うエネルギーと経済の半分でも、この世の現実を救うのにまわして役に立てば、それが“浄土”。

その場所が、“浄土”。



意味も違うし、関係ないけれど、美空ひばりと並ぶインドネシアが誇るアジア最高の歌姫のひとり、ヘティ・クース・エンダン「ジョード」。






シェーンベルク 「浄夜」


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by greenwich-village | 2011-09-10 10:34 | グリニッチ・ヴィレッジ | Comments(0)

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