メッセージはコーヒーのミルクのようなもの/スペイン語は愛の言葉

メッセージはちょうど、コーヒーのミルクのようなもの、刺身の醤油のワサビのようなもの。

コーヒー用のミルクをなみなみと飲む人はいないし、大盛りのワサビだけをもりもりと食べる人もいない。

言われなくてもまさに頑張っている人には「がんばれ」と言うのは口うるさくおこがましいか厚かましいし、頑張っていない人はなにも頑張る気がないのだから「がんばれ」という言葉だけが宙を舞う。少々甘ったれなような気がしますが、誰かに「がんばれ」と言ってほしい人にだけに「がんばれ」は届くのでしょう。

いわゆるメッセージ性は希薄ですが、ラブソングは、昔からこの先の未来まで、いつの世もどこの国でも歌われている音楽。
二重否定やアイロニカルなのですが、
いわゆるメッセージ性ばかりが立ってしまうと、実はもっとも普遍的な大切な何かを見失ってしまう。物語のない場面の断片の連なり、みたいになってしまう。

人はそれぞれの娯楽媒体から、各々の経験値によって、そこになんらメッセージ性がなくても、いわゆる表層的なメッセージ性よりももっと強いメッセージを行間からくみ取れる。

コーヒーを楽しみながら音楽が聴ける、ごく普通の安心した時間が、なにより。

ちなみに、私はミルクも砂糖も入れない、香り立つブラック・コーヒー派です。



メキシコの大人気歌手ルイス・ミゲルがカヴァーした1949年のボレロの名曲。

「サボール・ア・ミ」  ルイス・ミゲル


[PR]
by greenwich-village | 2011-06-27 18:42 | グリニッチ・ヴィレッジ

CD レコード 楽器 書籍 家具 器 インテリア ヴィンテージアイテム


by グリニッチ・ヴィレッジ