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前原さんとおばちゃんに捧げるアリラン

実際はぜんぜん大した話じゃないですがね。


東京で暮らしていた頃、仕事やプライベートで、音楽的な興味もありまして様々な国の人たちと交流しておりました。
在日の方々とも親しくしていまして、様々な問題や大変な暮らし、偏見にもさらされているのですが、みんな情深く、わけのわからぬ貧しいミュージシャンの私にも良くして下さいました。

前原さんが、焼肉屋の在日のおばちゃんが応援して少しばかりの献金をしたからといって、読売新聞の一面トップの見出しのように「外国人献金で引責」などと大げさに書き立てるほどの出来事かといえば、あぁ日本と日和見マスコミは本当にお平和なんだなぁ、と思うわけです。

法律といえば法律、確かに違法にあたることかもしれませんが、まるで鬼の首を取ったようにわめきたてる野党の皆さんにはなんともヒステリックな狂気を感じてしまいます。

この外国人が、日本で生まれ暮らす在日ではなくて、あきらかな外国人だったり外国人要人・外国企業ならば、そして献金ももっと多額ならば、そしてその金を他の議員にもばら撒いていたなら、こんなことにはならなかったことでしょう。
かつての鈴木某氏、今の小沢某氏、あたりなら平気で何とでもなる。

大きな企業が大きければ大きいほどてこ入れされて倒産しないように、戦争で何百人も殺せば犯罪者ではなく英雄として祭られるように、事の内容が小さければ小さいほど騒ぎが大きくなるという矛盾と皮肉と現実は、朝三暮四の平和で構築されている日本では日常茶飯事。
平和な場所、それどころか人一倍優雅な与党野党とジャーナリスト。互いの足の引っ張り合いこそが彼らのお仕事です。
小さいことや弱いものイジメが得意で、権力とスポンサーにはたとえ間違っていてもへつらって有耶無耶にするのが上手です。

戦場カメラマンも生活が安定すればするほど、わざわざ危険な戦場に行かなくなってしまう。

庶民とか市民とか民衆とか大衆とか、そういった言葉は、彼らにとっては都合のいいキーワードですが、実際これ以上抽象的で概念的で無意味な言葉もないでしょう。
言うだけ言って、そんなものは放っておいて、党利党略と予想屋ごっこ。

前原さん、まずは辞任して、その潔癖さならいづれまた重要ポストで仕事をするようになるでしょうね。
同党でごねている大御所なんか話にならない。
その子分、まぐれのチルドレンなんて問題外。

皆さんがお住みの地域を基盤にしている国会議員って、実際どうですか?
まともなセンセーっていますか?
健康なカンケーっていますか?
仕事をくれるとか、タダ酒が飲めるとか、金になるとか、融通が利くとか、自分がおいしい思いをするとか、地元の顔役だとか、そういった死んだら何も残らない浅ましい現世利益な朝三暮四で後援会をしている方や関係を結んでいる方は別として。


温室育ちのキレイなお花はすぐに枯れる。
そこいらの路地の雑草はいいですよ、踏み潰されてもまた生えてくる。

在日の焼肉屋のおばちゃんにこそ、庶民を感じるのです。
それで一国の国政・対外政策があまくなるわけがないでしょ。

コメンテーター役のTVタレントは問題外ですが、最も強大な権力と企業にはひれ伏すマスコミとジャーナリストとエリートのバカさ加減にはあきれ果てる。



by greenwich-village | 2011-03-07 11:46 | ニュース

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