2009年 11月 18日
新型立体ブーメラン「サイクロン」試案
「投げたら戻ってくる」ということで、片思いや告白の遊び心あるプレゼントとしても楽しまれています。
独特の形や柄ですので、玄関やお部屋のアクセント/インテリアとしても最適です。
普通、ブーメランといえば、代表的な形がこの「く」の字・「へ」の字のもの。
スポーツ・ブーメランにはプロペラのような三枚羽や四枚羽のものとか、三角形、インテリアお土産には様々な形のものもあるようです。
多くの場合リターナブル、つまり戻ってくるのがブーメランですが、中にはシャモジのような行ったきりのワン・ウェイのものもあります。何れにしても、もともとは狩猟用の道具だったわけで、それもインドやアメリカなど広い範囲で出土しているようで、かつて原始の太古では日常的に使われていたようです。
結果的に、オーストラリア・アボリジニに残ったブーメラン、そして形も様々にアレンジされて密かに親しまれていますが、その多くは平面です。
先日、夢の中になぜだかおかしな形のブーメランが出てきました。
への字なのですが、それがネジリ鉢巻のようにグリグリ巻きになっているのです。投げてみると、これが思いのほか飛びまして、しかもネジレのせいで横回転に縦回転が加わって非常に面白い飛び方をする。
横に円形に回り、縦にも円形に回るので、ほとんど球体状で飛んでいきます。
体操の鉄棒での月面宙返り・ウルトラCのような姿で風を切ってグングンと飛んでいくのです。もちろんブーメランですのでちゃんと戻ってくる。
横回転+縦回転なので、これなら狩猟道具としては威力が増すなぁなどとヘンな感想を持ちながら目が覚めたのでした。
ネジられているので、平面ではなくて立体です。新型の立体ブーメランです。
グルグル回るので、「サイクロン」と名づけました。その試案が下の紙で作った模型です。これを木で削りだすにはそうとうの労力が要りそうですし、はたして夢で見た通りに特異な姿で勇ましく飛ぶかどうかわかりません。空気抵抗・力学、物理的なことはまったく考慮していません。
ただ単に、「平面じゃない立体のブーメランがあったっていいじゃないか!」と思ったのでした。
こんなブーメランよりも、への字の頂点部に金具を付けてハンガーにしたほうがいいかもしれませんが・・・笑。
あ、ハンガーにもなってブーメランにもなる、というのはどうでしょうか。
「ブーメランガー」とか「ハンガーメラン」とか。